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忠犬みたい…
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バタン
「はぁ…」
犬宮が扉を閉めるととても疲れたような顔で小さくため息をついた
「何だか元気な人達だな?」
「ごめんね…あれ俺の兄貴」
「随分と仲がいいんだな」
「うーん…仲が良いのは嬉しいんだけどね…何かある度にうるさいから………はぁ…」
相変わらず犬宮はため息をついている
「体調大丈夫…?」
「あー…最初よりかはだいぶマシになった」
「そっか…!良かった…」
そう言った犬宮の顔はとても優しい笑顔をしていた
何でそんな顔をするのか俺には理解ができなかった
「取り敢えず!俺の兄貴がうるさくてごめんね…?」
「いや、別に気にしなくていいよ」
「申し訳ないわ…」
そう言ってしゅんとする犬宮は本当に忠犬のようで…
「ふっ…」
少し笑ってしまった
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