「俺は割とこんなのだけど、幸せにいきてるからね〜！」
俺たちにそう言って笑った「夢咲家のあまのじゃく」は、儚くて今にも消えそうで、それでいて美しかった。



R18

【この物語はフィクションです】


人物紹介
【学園関係者】
･夢咲 碧李 （ゆめさき あおり）
夢咲家の長男。高校一年生。
一見明るくて優しい。本当はネガティブでもある。

･璃乃屋 至 （あきのや いたる）
璃乃屋家の長男。高校二年生。
少しSっけが…ある気がする…

･渡邊 來（わたなべ らい）
渡邊家の次男。高校一年生。
渡邊家が夢咲家と取引が多いことから碧李は幼馴染。
口は悪いが碧李を大切に思っている。

･式守 三千花 （しきもり みちか）
式守家の人間。兄弟が多くどのポジションなのか謎。高校二年生。
穏やかで碧李の相談に乗ってくれる兄のような存在。

･市森 こころ （いちもり こころ）
市森家の末っ子。高校一年生。
とにかく甘えん坊でわがまま。けどいい子。


【夢咲家関係者】
･夢咲 幸次郎 （ゆめさき こうじろう）
夢咲家の大黒柱。夢咲グループの社長。
邑美と碧李の父。厳しさの塊。愛を持ってくれって感じ。

･夢咲 鈴 （ゆめさき すず）
幸次郎の妻であり、邑美と碧李の母。
子供たちが幼い頃に亡くなる。

･夢咲 邑美 （ゆめさき ゆうび）
夢咲家の長女。大学3年生。
小柄で華奢。異様なほどの女の子。





いつもみんな誰だって、邑ちゃんが大事で。
わかってるよ、大丈夫。
僕は男の子だから。
僕は長男だから。
僕は…僕は…、しっかり生きるよ。