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平野
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周りの環境が彼にそれを許さなかっただけで、麗くんの元々の性格は人懐こく、甘えたがりだと思う。
受け身だと思っていた麗くんは、意外とそうでもなくて俺を求めようとしてくれている事が凄く嬉しい。
…死のうとしてたことに触れても良いのか。麗くんが悲しい気持ちになってしまわないだろうか。また自分を責めてしまわないだろうか。
あまりに重すぎるその話題に、麗くんが嫌な思いをしてしまうのではないかと話を切り出すことを躊躇する。
麗くんには、楽しいこと、嬉しいこと、幸せなことだけを沢山感じていてもらいたい。
「麗くん」
「?…はい」
「俺の事好き?」
「はい!」
「俺も大好きだよ」
「僕ですっ」
照れたように嬉しそう笑う麗くんが
とても愛おしい。
初めて見た麗くんの笑顔は生涯忘れることはないだろう。
この関係が永遠に続けば良いのにと切に願った。
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