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過剰摂取-5 Side奏
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『今はテリトリーとかそういうの無し。
【ドクター、フロントに抑制剤中和剤と針は21GのSB、点滴スタンド、あと縫合セット皮膚用持ってきてください。】
出血量は大丈夫だけど、中和剤入れなきゃ心臓止まるかもしれないんだよ……?お願いだから、無理しないで……』
白は泣きそうな顔で学園内に在中しているドクターにおくったメールを見せてくれた。
失敗したな……まさか心臓が止まるかもしれないとは、そこまで考えてなかった。
蓮に電話しながら目を擦る白には本当に申し訳ないと思う……後で、ネットに載ってた町の新作スイーツを10個程見繕って差し入れしようか。
『すまない……埋め合わせは、するから』
白に謝るために少し頭を下げた途端に酷い目眩を起こした俺はそのまま目を瞑った。
「……奏?白ちゃん?どうしたの……って、うわ、何これ?痴話喧嘩?」
「ソ、ファー……移動、して」
その間にフロントへ行って道具を取ってきたのか、蓮と一緒に部屋へ入ってきた。
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