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先生の心音は優しく、安心する。
頭と一緒にしまいこんだ手も温まってくる
「変わらず泣くならこれも意味はないかもな」
「わぁーやめたらダメですよ!」
「人肌恋しい訳じゃないってことだろ」
「でも泣いちゃう回数は減ってますっ、それに」
「ん?」
「人肌恋しい先生のためにもなるでしょ?」
胸に預けたぼくの頭をずっと撫でるのはそういうことなのかなって。
「こんなんで満たされるか。キスして舌入れてからの話だな」
「・・・・・」
違ったみたいだ。
「先生、そんなことするんだね」
「最近はないけどな」
「ふーん···そんな人肌恋しい先生、背中に腕まわしてもいい?」
「駄目だ」
「それは受け付けません。」
「じゃあ聞くな」
どきどきする
はぁーなんてちっちゃい声も出る
「するなら早くしろよ」
「っさっきはダメって言ったじゃん!」
「受け付けないんだろ」
「ん!」
勢いでまわせた···
あーどきどきした。
上から先生の笑い声は聞こえるけどね
「先生笑わせるために作戦を実行したから!」
「そうか。成功だな、よしよし」
「っ!明日のっメガネ外す作戦練るから帰るっ」
「柊、お前は本来の目的忘れてないか」
「忘れてないっ!また明日!おやすみなさい!」
「おーおやすみ。···柊」
「なんですか」
「何かあれば連絡しろよ」
「···ん!」
振り返らずに片手をあげて答えた
違う意味で泣きそうって言ったら
先生はどうするかな。
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