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30階フロア
水の都と評されるこのフロアは、水に溢れており水車や水路が目立つ。
その中の中心にある大きい噴水広場が今回、希望の光 ソルビル団長が待ち合わせ場所に指定して来た場所だった。
噴水の縁に座り時刻を確認する。まだ、待ち合わせの10分前だ。
マントを翻しながら女装が変ではないか再度確認する。
「貴方が氷雨さん、かな?」
腹に通る声が近くからし顔を上げると茶色い髪をオールバックにしたガタイのいい男が立っていた。背中には大剣を背負っている。
「あ、はい!そうです」
「初めまして。希望の光 団長のソルビルです。これから、よろしく」
「氷雨です。よろしくお願いします」
差し出されたソルビルの手を取り握手を交わした。
「ここでは何だし、お茶でもどうかな?」
ソルビルの誘いに乗り、喫茶店に入った。カウンターで適当に注文をし窓際の席に座る。
「いやー、冒険者ギルドから連絡が入った時はびっくりしたよ。氷雨さん程の強者がいたなんてなぁ。どうして、うちのギルドに?」
「んー特にこれと言った理由はないですね。この前、新フロアを解放したと聞いたので興味が湧いたんです」
「ほーなるほどね。1人で攻略したの?」
ソルビルの目付きが鋭くなる。
「…まさか!他にも何人かいましたよ?」
「そうだよな。ガハハハハハハハ」
先程と雰囲気がうってかわり豪快に笑うソルビル。
その後は、少し談笑し希望の光が今宿泊している宿へと向かう事になった。
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