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これで1人消した…だが今回雇われた奴らが全員アンドレアを狙うとなると骨が折れるな。
今回国王に雇われた護衛はざっと見、40人くらいの者がいた。その内希望の光のメンバーは十人程。
あいつらがアンドレアを狙うとは考えにくいが何を考えてるか分からないからな、一応気にしとくか…。
氷雨は、騎士団の服に着替えると広場に出て来た。そしてお目当ての人物の背後から近寄る。
「君も来ていたんだな」
氷雨は口笛を一吹きし、その者の隣に並んだ。
わざと背後から近寄ったのに気付くなんて流石だな…。
「あれ?着替えたんだな?優人から、女装した氷雨君がいると聞いていたんだが」
給仕の格好をした氷雨がいたことを優人は、ソルビルに伝えていたらしい。
「あぁ、スカートだと動きにくいからなー」
「はっはっはっ、如何にも氷雨君らしい理由だな」
「ところであんたらは、何で今回護衛なんかしてるんだ?」
「それは、氷雨君にも聞きたいところだな」
「決まってんだろ?俺は金だよ」
指で輪を作りお金を強調する。
「はっはっはっ、まぁ俺らも同じ様なもんだ」
「ふーん」
明確な答えはソルビルから聞き出せそうになかった。どうしようかとあぐねていると、ソルビルの向こう側の高い建物にキラリと光る物が見えた。
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