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暫くするとサイモンは泣き止んだ。そんなサイモンにここで待っててくれと言うと拘束魔法を解きヨンヒの元へと戻った。
「良かったのですか?」
拘束を解いた事であろう。
「あぁ、あいつにはもう戦意はねーよ」
「…その様ですね」
サイモンを一瞥し納得したようであった。
「さ、あのタヌキ親父を倒しに行くかー!アンドレアも心配だしな」
ヨンヒと氷雨は遂に最奥にあるロベルトの嗜好部屋へとたどり着いた。
コンコン
「ちょ、ヨンヒさん何でノックなんかしてんだよ!」
「あ、申し訳ございません。癖でして…」
これから敵の本陣に乗り入れようと言う時にノックをするヨンヒの奇行にどうにも締まらない。
はぁーと重いため息をつくとガチャっとドアが開いた。すぐ様臨戦態勢に入ると中から出てきたのは、希望の光団長ソルビルであった。
「おお、氷雨くんじゃないか。何か用か?」
「あ、あぁロベルトはいるか?」
「ロベルト様は中にいるぞ?ほら」
と言うと大きく扉を解放し中に入れてもらう。あっさりと敵陣に乗り込めてしまった。
「おい!お前何勝手に入れてるんだ!」
お目当てのロベルトがソルビルに怒号を飛ばす。
「おお、これは申し訳ございません。ロベルト様にお会いしたいとの事でしたので」
「ったく、どいつもこいつも使えねぇな!」
ロベルトの嗜好の品であろう強姦具がそこら辺に溢れた部屋の中央に相変わらず威圧的なロベルトが存在していた。そのロベルトを囲う様に希望の光のメンツが立っている。その中に優人の姿もあった。こちらを鋭い目つきで見ているが気にしない事にする。
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