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「ふぁぁ〜今日も天気いいなぁ〜」
1階にある湖にて日向ぼっこをしながら釣りをしている氷雨。作られているとは思えないほど綺麗な空を眺めながら微睡んでいた。
「こんな所でサボりですか?」
「んぁ?なんだジェフじゃねーか。お前もサボりか?」
「お前もって…ふふ、否定しないのですね」
「いいんだよ。今日は臨時休業だ。こーゆー時自営業は楽だよな」
ふぁぁ〜と大きい欠伸をしながら本格的に寝る気なのか目を閉じる。
「聞きましたよ?この前の仕事の報酬貰ってこなかったそうですね」
「あぁ…どっからそんな話聞いてくるんだよ…。ソルビルにやられたんだよ」
「そうですか。珍しいですね?そういう事には貪欲な貴方が報酬を諦めるなんて…。情でも湧きましたか?」
「何が言いたい?」
寝ようとしているのに話し続けるジェフを睨みつける。
「特に他意はありません」
それを物ともせずニコニコとしているジェフにため息をつく。
「ん。じゃー俺寝るから邪魔すんな。後、引っかかったら起こしてくれ」
「ふふ、分かりました。ごゆっくり」
ジェフは、氷雨の寝息を聞きながら隣で読書を始めた。
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