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「早速案内して下さい」
気分屋を後にした優人と依頼人の女性は、移動石へと向かっていた。
「折角あの店を訪ねてきたのにすまない」
「いえ…気分で依頼を受けるかどうか決める…それがお店の由来ですものね。優人様が気に止むことはありません。私の報酬がいけなかったのです」
しんみりした空気の中、移動石に到着した。そして、山賊がいると言う44階へと向かった。
44階に到着すると小さい村がある程度で、あまり開拓されておらず自然が豊かなフロアとなっていた。それと言うのもこのフロアにはいくつかダンジョンがあり冒険者や強者達の腕試しのフロアとして活用されている為、あまり手をつけずなるべくそのままの状態を保っていた。
「山賊の住処はどこなんですか?」
「あの山です。妹が無事でいれば良いのですが…」
「奴隷商に売られてたら探すのが大変になる…急ぎましょう」
女性の案内の元、優人達は山賊の住処へ向かった。
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