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山に入り歩く事数十分、女性の案内の元山賊のアジトだという洞窟の入り口に辿り着いた。
「優人様、私が行けば足手まといになります。邪魔にならない所で待っていてもよろしいでしょうか?」
「分かりました。では、洞窟の外で待っていて下さい。あと、妹さんのお名前を教えて下さい」
「妹は、シンリーです」
妹の名を確認すると優人は、洞窟の中へと1人入って行った。
奥に進むと汚れた服を着た屈強な男達がぞろぞろと居た。岩陰に隠れ様子を伺うとシンリーと思しき若い女の子が縄に縛られ座っていた。
「おい、お前そこで何してるんだ?」
「っ!?」
どうやってシンリーを奪還しようかと考えていたところを後ろから着た山賊に見つかってしまった。急いで剣を抜き構える。
そして、目の前の男を容赦なく斬りつけた。その騒動に気づいた奥の山賊達が動き出そうとしていたがそれより早く優人は、駆け抜けシンリーの元へとたどり着いた。
シンリーを後ろにし、山賊に対峙する。山賊達は2人を囲むように立ちはだかる。
「おやおや、希望の光 副団長様ではないですか。ここに何の御用で?」
「白々しいな。お前達が攫ったこの子を取り返しに来たんだよ」
「1人で来るとはご立派だねぇ〜」
ニヤニヤとほくそ笑みながら下卑た笑い声をあげる山賊達。
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