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最悪の出会い3
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その怒りは特にリーダーのリョウタに向かった
自分がこんな目に遭っている原因だ
少しくらい痛い目を見せても良いだろう
「はぁ、やれやれ、あー、リョウタくん?」
リョウタ「あ?馴れ馴れしいんだけど急に何?」
振り返り、引き止めた相手が俺だと分かると顔に迷惑そうな表情を浮かべる
「いやいや、お金も取ってボコろうとするとかちょっとおいたが過ぎないか?警察に通報するよ?」
ありきたりに脅し文句を言ってみると鼻で笑われた
リョウタ「おにーさん、これ俺のきれーな顔見せたお代だって言ったでしょ?てか俺ら警察なんて怖くないし」
「あっそ、顔見るだけで二千円って高くない?なんかサービスとかないの?」
ここまで情けない所ばかりだが、こう見えて少しは武術を心得ているため先程の不良からの一撃で大体の実力は分かった
一人で終わらせれると判断し、元々警察を呼ぶ気なんてさらさら無い
リョウタ「おにーさんガチのホモなの?ごめんだけど俺男は無理だから他当たってよw」
小馬鹿にするように鼻で笑われる
「おーけい、冗談はここまでだ。おにーさん久々に運動するから身体鈍ってるし、足も痛いけどこんぐらいのハンデで丁度いいと思うんだよな、相手してやるよ、誰からでもかかって来な」
唐突にやる気になった俺に周りはまた笑った
リョウタ「冗談はやめてくんない?おにーさんが一人で全員相手に出来ると思ってんの?」
周りには7人いるが問題ない
高校の時にはもっと複数を相手にして道場の看板にもなったものだ
「思ってるよ、あ、俺が勝ったらお前からご褒美貰うからな」
実はこの不良たちとの会話が結構面白い
就職してから本心で飲み合える友だちもいなかったし、リーダーのリョウタは縛り付けて話をする相手には丁度良さそうだ
リョウタ「おにーさん冗談きついって」
「やってみないとわかんないぜ?それとも何、その人数で俺1人相手するのが怖いの?笑」
笑っているといきなり近くのやつが殴りかかって来る
「おっと」
素早く躱して足を払い地面に叩きつける
「ふーん、、こんなもんか、あ、全員でかかっても良いからな?」
挑発すると乗ってしまうのがのが不良のさがなのだろうか
こちらを睨んでいる奴らがまとめて飛び掛かって来る
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