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朝会
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目がさめると思い出すのはつい先ほどまでの行為
隣に寝ている康太の寝顔を見ながら玩具でめちゃくちゃにされたことに一人で赤面した
それにしても可愛い寝顔だ
いつまでも見たくなるが朝会の時間に間に合わなくなる
昨夜入れなかったお風呂に入り身支度を整え康太を起こす
「辞職もしちまったしこれからどうすっかな」
まだ眠いと駄々をこねる康太を布団から引っ張り出してお風呂にはいらせる
その間に買いに行かせた服を着ながら康太が呟いた
「良かったらだが、ここに住まねぇか?」
そう提案するも康太あからさまに困った顔をした
「いや、それはなぁ…」
「道場もあるし、安全も確保される、何より家賃は取らねぇ」
「ううむ、、でもそれだとお前にメリットが無いだろ?」
訝しむような目を向けられる
「最後まで話を聞け、代わりに条件がある、呑むって言わねぇと話さねぇが」
「んーー?まっいいや、何だ?」
「それがだな…こほんっ、組の奴らの手前ではお前が女役だってことにしてくれねぇか」
「は?え、嫌だ」
「頼むっ!マジで、アイツらには情け無ぇとこ見せれねぇんだよ」
組長の威厳を保つためにも。
「わかった、わかった、それぐらい別になんともないぞ?」
「こいつは俺の元恋仲の奴だったんだが今日からここで暮らすことになった、指一本傷一つ触れても付けても承知しねぇ、分かったな?」
朝の朝会で俺は皆んなに紹介された
着物を着て拳を作り膝の上に置いている格好はとても似合っていて、昨夜は何処に行っていたのか組長の威厳というのが感じられた
「「はい、組長」」
そう息の合った返事をするヤクザの幹部らしき人たちは着物こそ着ていないものの動作は龍と同じで並んでいた
「ってそれは言い過ぎ、一緒に鍛錬したいし触るのも傷を付けるのも全然ありで良いよ、むしろ全力で掛かってきてくれた方が嬉しいし」
そんな空気には慣れないし慣れたくもない俺は気軽にそう言った
「康太がそう言うなら」
渋々と言った感じで許可は出たが眉間にしわを寄せた所為で厳つい顔になっている
そのためか周りの幹部達はただでさえ硬い正座を更に正した
それを見てどうにもならんと諦めた俺の紹介が終わり色々な報告があって朝会は終わった
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