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「逃げる2人。出会う運命。」
-
ただいま4時間目前の10分休み。
咲
ヾ(・ω・`)ネェネェ
なんか…
陽
なんか…見られてる、よな?
咲
なんだろ…いやぁぁな予感が( ^ω^)
陽
それはフラグだ……。
咲と陽は朝からたくさんの視線を感じでいる。特に休み時間の視線が痛い。
キーンコーンカーンコーン
咲
…鐘鳴っちゃった( ´・ω・`)
陽
早く座んねーとなw
ひたすら眠気と戦った咲と陽。
最後の最後で周りの友達から起こしてもらって寝ぼけ半分で授業は終了となった。
咲
ふわぁぁ(っ*’ω`с)ネムイ…
はる、ごはんたべよ…?
陽
くわぁぁネミ(。σω-。)
おう、たべるか…。
まだ覚醒しきっていない2人。
足取りがとてもふわふわしている。
咲
おくじょう…
陽
わかってるよ…
咲
いこ…?
陽
おう…
べしんっ!!
咲
いみゃ!
陽
どした
咲
いたぃ…
ドアに激突した咲。眠さと痛さで会話になっていないのであった。
おい、大丈夫かよbyクラス一同
屋上にて
咲
んー!やっとお目目覚めた!!
陽
俺もw
眠かったなw
咲
眠かった!
寝たおかげでお腹なんなかったから良しとする( ・`ω・´)
陽
確かになw
さっさと食うか!
咲
うん!!
咲は座ってお弁当を取り出した。
陽の家のキッチンを借りて2人分のキャラ弁を作って持ってきたのだ。
陽
…流石だなぁw
俺の好きなキャラクターじゃん!
咲
喜んでくれるかなぁって思って(*´꒳`*)
陽
喜ぶに決まってんだろ!
いただきまーす!!!
食べる前に写真に収めた陽だった。
咲
嬉しい(〃´-`〃)♡
…いただきまーす!!!
陽が心の底から美味しそうに食べるのを見て咲はとても嬉しくなったのだった。
陽
美味かった!
ごちそーさん!
咲
お粗末様です!
食べ終わってたわいもない話をしていると………。
ばんっ!!!
咲
ぴぎゃ!
陽
うお!?
40人くらいの人達が咲と陽を囲んできた。
咲
…あの、どちらさまですか…|ω・`)
??
吹奏楽部部長、副部長を除いた全部員でお願いしにまいりました!!!
陽
は、?
吹奏楽部部員
是非とも吹部に入部してほしいのです!
咲
あの…
吹奏楽部部員
お願いします!
一人の子が言うと
吹奏楽部全部員
お願いします!!!!!!!
と言った。
咲
…あ、あの、、ごめんなさい!!!!
陽
ごめんな!!!!
咲と陽はみんなの間をすり抜けてあっという間に逃げた。
しかし…?
吹奏楽部全部員
逃がしませんよ!!
その言葉通り吹奏楽部は逃がしてくれない。ずっーと走り回っている。
咲
はぁ…はぁっ…
わーーん!まだ追いかけてくる.˚‧(´ฅωฅ`)·˚.
陽
はぁ…はっ…しつけぇよ!!!
2人は学校全体を逃げ回っているため、めちゃくちゃ注目を浴びている。
吹奏楽部全部員
いつまででも追いかけます!!
なんで息切らしてないの!?
咲
はぁ…はっ……あぅ…も、むりぃ
陽
はっ…はぁっ…あの角曲がるぞ!
咲
はぅ……ん!
すでに限界になった咲は軽く過呼吸のようになっている。
陽
もう少しだ!…はぁっ、はっ…がんばれ!!
咲
はっ…はっ、はぅぅっ…はぁっ
曲がったと同時に…
どんっっっ!!!!
咲
ふやぁ!?
はぅ…ご、ごめ…な、さぃ!
陽
ぎやぁ!?
はっ…ご、ごめ、な…はぁっ、さい!
息を切らしながらぶつかった相手に謝る2人。相手はびっくりして固まっている。
吹奏楽部全部員
さーーきーーー!!
はーーるーーー!!
どこにいった!!
吹奏楽部全部員は2人を見失ったみたいだが諦める気が全くない。
咲
はっ、はー…はぅ、はる、行かなきゃ…
陽
はっ、あぁ…はぁ、そうだな…
咲
はぁっ…はっ、はっ…ゃ…何!?
陽
はっ…っ…はぁっ…おい!?なんだ!?
吹奏楽部全部員が見つけたぞ!!っと遠くで叫んでいる。
しかし何があったのか…
咲と陽は誰かにぶつかって吹っ飛ばされ、お姫様抱っこされて空き教室に連れていかれた。
ガラガラ
2つソファーがある空き教室だ。
そのソファーに優しく座らせてもらった。
咲
わっ…。
陽
おわっ…。
??
大丈夫かぁ?w
??
なんで追いかけられてたんだ?
謎のイケメンさん2人がやっと口を開いてくれた。
咲
あっ…いろいろありがとうございます。お陰様で大丈夫です!
陽
迷惑かけました。色々ありがとうございます。追いかけられてたのは部活に入ってくれって…
状況についていけない咲と陽だったが受け答えはできたのであった。
??
敬語じゃなくて普通に話そうよw
俺ら同い年なんだからな!
??
なるほどな…
それで追いかけられてたのか。
落ち着きを取り戻した2人はイケメン2人の名前が知りたいと思い自己紹介したいと考えた。
咲
んと…お名前教えてほしいな?僕は桃乃咲です(*・ω・)*_ _))ペコリン
陽
俺は桜乃陽です*_ _)
自分が名乗ってから相手に聞いた方がいいと思い名乗った咲と陽。
??
咲と陽ねw
俺は七瀬愛生な!
よろしくな!(@`ω´@)
呼びたいよーに呼んでくれw
??
夢屋七緒だ。
よろしくな?陽と咲。
適当に呼んでくれ。
愛生は見た感じとても優しそうで爽やかっぽい。尻尾に抱きつきたいby咲
七緒は見た感じとてもクールで大人びている。耳触りたいby陽
咲
愛生…と七緒…
ふふ、よろしくね(*´꒳`*)
陽
七緒。愛生。うん!よろしくな!
完璧に警戒心がなくなった2人。
愛生と七緒は嬉しくなったのだった。
愛生は咲と。七緒は陽と。で話していた。すると…
愛生
咲、汗かいてないか?
七緒
陽、汗かいただろ?
突然愛生と七緒が言ってきた。
咲
んぇ?…すっごいかいてる( ´・ω・`)
陽
おれも( ˙꒳˙ )
愛生
なら、俺の体育着貸してやるよ(。 ー`ωー´) キラン☆
七緒
俺も貸すよ。
咲
愛生大丈夫だよ?
陽
七緒、俺も平気だよ?
愛生
気持ち悪くないか?それに風邪ひくぞー?
咲
うぅ…愛生、借りてい?
愛生
もちろんw
七緒
咲もこう言ってんだ。
お前も借りとけw
陽
…うん、借りる!
七緒
いい子だw
陽
ヾ(▼ヘ▼;)オイコラ子供扱いすんな!
七緒
悪かったよw
陽
…許す。
愛生
じゃあ咲、ちょっとまっててな?
咲
…ん。
七緒
陽、少し待っとけよ
陽
はいよ!
愛生と七緒は咲と陽の頭をポンポンして教室から出ていってった。
2人は心があったかくなった。
そして顔が真っ赤になっていたのだった。
咲
ねぇ陽…
なんか心ポカポカする(*´꒳`*)
陽
咲もかw
俺も心あったかい。
これってなんだろうなぁ?
まだ恋ではないけど確実に好きになってきている2人。早く気づくといいですね。
ガラガラ
愛生
さーきー
持ってきたよ!
咲
ふふ、愛生!
…ありがとうね(*´꒳`*)
愛生
…っ、おう(-∀-`ニカッ
咲のふんにゃり笑顔に心を射止められた愛生であった。
七緒
陽、いい子で待ってたか?
陽
また子供扱いする( ;`ヘ´)
七緒
ふっ、ほら。
これ着ろよ。
優しく投げた体操服陽の手元に来る。
陽
…ありがと。七緒。
七緒
あぁ。
キーンコーンカーンコーン
予鈴がなった。
七緒
まぁ、今日はサボろうぜ?
愛生
そうだな!
咲
わーいヾ(●´∇`●)ノ
陽
体育やることになんなくて良かったなw
咲
うん!
…着替えよっか
陽
そうだな。
愛生
俺ら見てたら着替えずらいだろ?
後ろ向いてるからそこで着替えちゃいな!
七緒
そうだな。
着替え終わったら声かけろよ。
2人はそう言って僕達とは反対方向に向いてくれた。
咲・陽
…ありがと(ね・な)
見事にハモった2人の声に愛生と七緒は少し笑ったのだった。
着替え始めて数分後。
突然こんな会話をし始めた。
咲
…陽さんや。
陽
何でしょう、咲さんや。
咲
陽さん、これどうしましょう。
陽
…これは、、、はい。
咲
なんとか言ってくださいよ。
陽
陽さんも同じ状況です。
咲
悲しいですね。
陽
悲しいですね。
咲さん。ズボンの紐引っ張りましょう。
咲
そうですね。
咲さん頑張ってみます。
この会話はなんだと思いますよね。
訳はサイズが大きすぎて大変です。と言いたい2人でした。
愛生
ぶっ…くっくっw
七緒
ふっ…くくっw
突然のこの会話は笑いを誘う。
愛生と七緒は堪えきれずに笑ったのだった。
咲
…愛生ジィィ──(。¬д¬。)──ッ
陽
…七緒(⚭-⚭ )ジロリンチョ
突然笑われてじろっと背中を見た咲さんと陽さん。
キーンコーンカーンコーン
本鈴がなったがみんなは気にしない。
愛生
ごめんなw
…着替えたか?
咲
着替えたけど…
七緒
なんだ?
陽
…見られたくねぇよな、咲。
咲
( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン
なぜ見られたくないのか想像はついているが見たい衝動に駆られる愛生と七緒。
愛生
えぇw
七緒
着替えたんならいいだろ
愛生、振り返るぞ。
愛生
おうw
あとすこしで見られてしまう!
そう思った咲と陽は…?
ぽふっぽふっ
愛生
咲?w
なんも見えないぞー?
咲
…咲さんは見えなくしてるんです!
七緒
おい、陽
何も見えねぇじゃん
陽
見なくていいわ!
何をしたか…
咲さんと陽さんは2人の目を目隠ししたのです。
愛生
さーきぃ
どうしても見せてくれない?
咲
だって…恥ずかしぃ…
語尾が少し小さかったけどちゃんと聞き取れた。
愛生
見ても笑わないから、な?
咲
…やだぁ
愛生
わかったわかったw
無理に見ないから好きな時に手ぇ離してな?
どうしても手をどけてくれない咲。とりあえず隣の七緒達の会話でも聞いてようと思ったのだった。
七緒
陽、見せろよ?
陽
嫌だわ!
七緒
いずれ手離さねぇといけないんだぞ?
陽
……。
七緒
早めの方がよくね?
陽は黙ったままだ。
すると咲が…?
咲
…陽、借りた服だしわがまま言っちゃいけないって今思ったりした|ω・`)
陽
そうだよな…
愛生と七緒はいい方向にいっているっと思い2人の話を聞いていた。
咲
…愛生
愛生
ん?
咲
笑わない?
咲はすごく不安そうな声でそう言ってきた。
愛生
笑わないよ?
安心させるように優しく優しくそう伝えた。
咲
…笑ったら尻尾に抱きつくからね
愛生
それ俺にとってはご褒美なんだけどw
咲の発想が可愛くて愛生は笑っている。
咲
陽…
陽
そうだな…
2人は手を外す心の準備ができたようだ。
咲
……笑わないでね(´・_・`)
陽
笑うなよ…
さっきまで真っ暗だった目の前が一気に明るくなった。
すぐに2人を見てみると…。
愛生
…可愛いな、おい
七緒
かわいいな。
目の前にいたのはダボダボで太ももが半分くらい隠れていて、萌え袖状態(もはや手がすべて隠れている)になってズボンも足の指がやっと出ているくらいの2人がいた。
咲
…まだまだ成長するから(´・ ・`)
陽
俺はまだ成長中だからな…
まだせい朝すると信じている2人。
希望はあるのか?っと思う愛生と七緒だった。
愛生
ふっw
そうだな!俺くらいの身長まで伸びると思うよ?w
咲
伸びるもん!180cmになるもんね!!
陽
ぶっくくw
頑張れww
絶対にそんなに伸びそうにない咲を見て笑いをこらえきれなくなった陽。
七緒
陽はなんcmになりたいんだ?
陽
170cm!
七緒
後7cmか…
いけるんじゃねぇか?
愛生
それなら頑張ればいけそうだなw
咲は…40cmアップ頑張れよ!
咲
…どうせもう止まってますよーだ!
愛生
ぷっwごめんな?
多分2cmくらいは伸びるはずだぞ?
陽
がんばれー!
七緒
そうだな…咲、頑張れよ。
皆2cmアップを応援している…
咲
(´-ω-`)ふーん.....
ふと愛生は思った。
愛生
1年生であんなに吹部に目つけられてるって何したんだ?w
七緒
たしかに…
まだ入学して少ししか経っていない…
なのに咲と陽は吹部ほぼ全員に追いかけられている。一体何をしたのだろうか…
咲
…んとねぇ。
屋上で昨日吹いてたんだけど…
陽
吹部に聞かれてたらしくて昨日部長と副部長が来てな。
入らないかって言われて断ったら今日こうなった…( ˙꒳˙ )
咲と陽は昨日と今日のことを思い出し気持ち的に疲れた感じがした。
七緒
確かここの学校の吹部、めちゃくちゃ強いらしいぞ?そんな奴らにあんなに追いかけられるなんてすごいと思うんだけど…?
愛生
確かに入学式吹いてたのうまかったな!確か全国大会常連校だっけ?
七緒
なんで入らないんだ?
吹部が追うってよっぽどだと思うぞ?
この学校の吹部は毎年全国大会に行っている。とにかく上手いのだ。
そんな吹部からこんなに追われているって言うことはそれだけの実力がある。という事だ。
咲
…吹こうと思えばいつでも吹けるからねぇ
陽
それなw
愛生
自由だなw
七緒
あぁw
結構みんなこの吹部に入るためこの高校に来てる奴もいるからな。
この時咲と陽は切なく儚い顔で微笑んでいたのを愛生と七緒は不思議に思った。
が、なぜそんな顔をしているのか聞かなかった。
いや、聞けなかった。
態度ではいつも通りだが咲と陽の尻尾がお互いに絡まりあってくっついている。
愛生
…なぁ!咲、明日演奏してよw
七緒
陽、俺もききたい。
突然愛生は話を変えてきた。
咲
明日?
陽
いいけど吹部きたら追っ払ってくれよ?
七緒
分かったよ。
愛生
咲は?
やだ?
咲
んーん。わかった、明日ね(*´꒳`*)
どれだけ上手いのか知りたかった愛生と七緒は明日聴けると思うとウキウキした。
愛生
早く明日になんねぇかなぁw
七緒
ほんとにな
咲
陽?
陽
おん?
不意に咲は陽のことを呼んだ。
咲
そろそろ帰らない?
陽
あぁ!帰るか!!
どうやら咲は帰りたくなったようだ。
咲
愛生体育着明日洗って返すね
愛生
おう
陽
おれも…
明日返すな
七緒
分かったよ。
愛生
明日放課後に屋上な!
じゃあまたな!
咲
またね(*´꒳`*)
七緒
また明日な?
陽
おう(-∀-`ニカッ
2人は仲良く帰って行った。
ライン交換するの忘れてガッカリする愛生と七緒。
そんなこととはつゆ知らず咲と陽はお家でゆっくり遊びましたとさ。
さりげなく咲と陽は明日愛生と七緒に自分の演奏を聴いてもらえるのを楽しみにしているのであった。
咲
体育着がしてくれたお礼にお菓子作って持った行こ!
とりあえず甘いクッキーと甘さ抑えたクッキーを作ったのであった。
咲
喜んでくれるといいなぁ(*´꒳`*)
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