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「魔法の力。9」
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「…レベルがすごいな。」
2人がボソッと何かを言っている。
咲と陽は振り返りながら頭にハテナを浮かべている。それに気づいた愛生と七緒は…
「実はな、さっき少しそこで聴いてたんだよw」
「うまかった。」
「もう1回聴きたいなぁ」
愛生と七緒は聴きたいと尻尾をパタパタさせてキラキラした目で2人を見ている。
どうやら吹かない限りは「聴きたい」「吹かない」のエンドレスだろう。
「…1回だけね?」
「これ吹いたら帰るからな…?」
愛生と七緒に負けて吹くことにした2人。
「わかったよw」
「早く聴きたい。」
「焦らせるなって!」
ふうーっと息を吐きアイコンタクトで合図をとる。緊張してるせいで堅い演奏だったががだんだんと表情が現れる柔らかい演奏になっていった。
「…愛生?」
「七緒、吹いたぞ?」
吹き終わった2人はちらっと様子を見ながら愛生と七緒の名前を呼んだ。
「ぷっwうまかったぞ」
「くくっwまだまだだなぁ」
オブラートに包んで優しく下手と言っている。イラァっとした2人がとった行動とは…
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