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百瀬の性癖-1
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その男……百瀬の口に出し入れされている俺のモノは節操もなく刺激に素直に反応し、今にも爆発しそうな勢いで成長している。きっとその先からはダラダラと嬉し恥ずかし我慢汁が流れ出しているはずだ。
百瀬は一旦俺のモノを口から出すと、たまらないと言いながら流し目を送ってきやがった。
「はぁ、佐藤……気持ち、いい?」
百瀬には文句なしの色気があり、男女関係なくこの男の魅力に魂が持っていかれたとしても、誰からも責められる事はないだろう。俺のモノが反応しても仕方がない事なのだ。我慢できるやつがいたのならお顔を拝見させて頂きたい……ブツブツ。
再び俺のモノを喉奥まで加えるとわざといやらしい音をたてながら、上下運動をし始めた。このままでは、呆気なくイかされてしまう!それだけは嫌だ!
俺は右手で拳を作ると容赦なく百瀬の左顔面にパンチをお見舞してやった。
「うごっ、ぐはっ」
まだ百瀬の口内に俺のが咥えられている状態で横っ面をぶん殴ったせいで、俺のモノまですっ飛んで行くところだった。
ーーも、もげるかと思った。
すっかり萎えたモノを慌てて下着の中にしまい込むと、俺はフラフラになりながらスラックスを持ち上げて衣服を整えた。
床の上で見事にパンチが決まってしまった百瀬が悶え苦しんでいる。何故だか知らないが、やつの足首は学園指定のネクタイで縛られていた。逃げるにしても足枷となり走り去ることすら無理な様子だ。
「佐藤、さとう……あぁ最高だ!」
超絶美形の艶っぽい顔の中心、つまり百瀬の鼻からは真っ赤な血が垂れていた。そんな間抜けな顔ですら崩れないってどんなだよ。イケメンは嫌いだ。
「ねえ、ハァハァ……さとう、佐藤もっと殴ってくれ!もう、はち切れそうなんだ」
足枷になっているネクタイを外そうと言う選択は無いようだ。もしかしなくとも自分で縛ったに違いない。
不法侵入の上に勝手な事ばかり言いやがる百瀬に怒りを覚え、頭に血が登った俺は「この変態がぁぁぁぁ」と叫びながらパンパンに腫れているであろう股間を踏みつけてやった。
「あぁっ!……佐藤、ああああぁぁぁぁ!さと、う……はぁはぁはぁ」
更にグリグリと押し潰すように力を込めていくと、どうやら呆気なくイってしまったらしい。百瀬のイキ声と激しい息遣いに再び勃ちかけた俺の息子を叱りつけておく。情けない。
足先に布越しで伝わる生暖かい感触に慌てて飛び去った俺は、イッた余韻で身体をぴくぴく痙攣させている百瀬を冷酷な目で見下ろしていた。
「その、その冷たい目が、たまらない。もっと、もっと蔑んでくれ」
百瀬は蕩けそうな目でこちらを仰ぎ見ると、再び勃起させながら俺の方へ近付こうと擦り寄って来る。無性に腹が立った俺は再び百瀬の頬を張り倒しておいた。
パァんッ!
「クハッ、ああああああ、ダメだ!また、またイッちゃうだろおおぉぉ」
百瀬は背中を丸めて身体を震わせると、二度目の絶頂に達したようだった。復活と再発射が忙しいやつだ。
俺は頭痛がして来たので、ベッドに横になると五感のすべてを無にしようと試みた。
これは夢だ!いや睡眠不足がとうとう酷い幻覚を見せているんだ!落ち着け俺。落ち着けっ。
掛け布団にくるまってウンウン唸っていると、百瀬の野郎が「最高だった、佐藤……さとう……あぁ、さとう」と耳元で囁きながら、俺の髪を優しく撫で始めた。さっきから俺の名前呼びがウザい。切り餅じゃねえぞ。
しばらく現実逃避をしたあと落ち着いて来た俺は、のっそりと上半身を起こすとベッドのそばで未だにフェロモンを噴出している男に質問を投げかけてみた。
「おまえは、あの百瀬なのか?」
「もちろんだよ。佐藤くん」
「まてまてまて!急にくん付で呼ばれると、やりづらいんだよ。普通に佐藤と呼べよ」
情けない声でお願いすると、百瀬は残念そうに長いまつげを俯かせた後、俺を上目遣いに見ながら渋々了承してくれた。許された感が忌々しい。
取り敢えず百瀬の足首を縛っているネクタイを外してやり、それが俺のネクタイだと気が付いた瞬間もう1発お見舞いしてやろうかとも思ったが、それは百瀬を喜ばせるだけだと判断した俺はぐっとこらえて話を進める事にした。
「よし。おまえは、そこに正座しろ。何でこんな事をしたのか理由を聞かせるんだ。いいな?」
「ふんっ、理由は一つ。俺は佐藤がすきだ!」
「……っ!」
何故ドヤ顔で言い切った?
威張っている百瀬が不可解すぎてつらい。俺の事が好きだとは思いもしなかったのだが……確かに嫌がらせにしたら手が混み過ぎているしな。そういう事か……。
「で、でもあれはアウトだろ!突然過ぎんだよ……それにお前に好かれる理由が分からねえ。何でだよ!」
おたつく俺の問いかけに、耳や首まで赤くした色男がテンポ悪く話し出したので、焦らず聞く事にしよう。
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