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そして交わる-3
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垂れた鼻水を素早く拭い、心なしか張り切っている百瀬は本日はじめて、俺の前立腺を見つけることに成功した。あまりにも執拗に愛撫をするので、たった今俺に蹴られて悶絶したところだ。
「もうっ、しつこいんだよ馬鹿野郎!」
罵られるたびに勃ち上がった百瀬の分身が反応しているが、あえて突っ込むのもバカらしくて視界に入れないようにしている。
「ふぅ。さとう……いい感じに解れたよ。痛かったらちゃんと言えよ?次は簡単にイかないから安心して」
たとえ痛くても今日は弱音は吐かないつもりでいる。しかし意外と百瀬はテクニシャンで、ある程度苦しいのを我慢すれば、後孔の解し方も丁寧で、少しの痛みも感じなかったことに感心した。
「はあ、佐藤。さとう、さとう……好きだ」
少しうるさいのは気になるが、予想通り百瀬の巨根は対した抵抗もなく、俺の秘所に埋められていった。
本人も辛いであろうことが分かるので、決して急がず俺に負担のないように進めてくれる百瀬には、有難いと思うし惚れ直してもいる。
百瀬の腰が俺の身体にぴたっと密着すると、汗だくの色男は深呼吸を何回か繰り返した。
「全部入ったよ。さとう。やばっ挿れただけでイきそうだ……ううっ」
約束通り今度はすぐに出さないように必死で堪えているようだ。もう好きにすりゃあいいものをこいつは本当に律儀だな。
「あのさ……1回目で気持ちよくなるやつなんて、なかなかいないらしいぞ。だから俺の事は気にせず好きに動け」
赤ん坊がオムツを替えてもらうような格好でじっとしている俺の身にもなってくれ。恥ずかしくて逃げ出したいんだからな。
お許しが出た途端、素直な百瀬は通常の色気三割増しで俺に抱きついてキスをしながら激しく腰を振り、すごい勢いで俺の奥を突きまくってきた。
無茶苦茶に腰を使っているわけではなく、ちゃんと俺の感じるポイントを抉ることも忘れない。百瀬はやる時はやる男だった。
気持ち良くないと言ったのは思い違いで、俺もしっかり快感を得ていたので、百瀬の背中に痛みを伴う爪痕を残すサービスも忘れない。
ついでに百瀬の髪に指を差し入れて思いっきり引っ張ると、攻めてる方とは思えないほど喘ぎながら激しく腰を動かして、俺が肩に噛み付くと同時に唸りながら絶頂を迎えた。
翌朝ソファーでぐったり座る俺の前には、床で正座をしながら項垂れている百瀬がいる。
「お前な……初めての相手に三回はねえだろうが。人でなしかよっ」
「す、すまない。佐藤のしゃぶってたら我慢がきかなくなって……あ、いや。ごめん」
自分だけ果てたことを申し訳なく思った百瀬は、口淫で俺の欲も放出させてくれたのだが、益々興奮してしまい、それから更に2回腰を振りまくって好き放題しやがったのだ。
とにかく腰の使い方が激しくて、それを受けた俺は普段は使わない筋肉を酷使したせいか、身体が悲鳴をあげているのだ。
「佐藤は、いやだったのか?」
心配そうに伺ってくる百瀬の頭にしょげた犬耳の幻が見えた。
「……初めての割には気持ちよかったぜ。それに嫌じゃ無かった」
そうなのだ。突っ込まれるのが怖くて長い間拒否し続けていた俺だが、全く嫌ではなかった。むしろ気持ちがよかったのだ。
では何故俺が説教しているかというと……まあお約束というか、アフターサービスだ。
現に百瀬はしょげながらも俺に叱られて勃起しているからな。
正座をしている百瀬はそろそろいい感じに足も痺れて来ているはずだ。俺は立ち上がると百瀬の後ろに回って、少し覗いているつま先をチョンチョンとつついてやった。
「ぬはああぁぁぁ。さとう、あぁ……すきだ。すきだ佐藤!」
ほらな喜んでいるだろ?これでいいんだ。
これが俺たちの愛情表現なのだから。
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