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2. 甘い猛毒の滴る果実
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ほんの少し、言葉を交わしただけで態度は一変した。
単なる消閑のような、ただ遊んでいるだけだった雰囲気は影を潜めて。
好奇心と愉悦を瞳に、口元に映して楽しそうに俺の身体を撫でまわす。
「っ…おまえ、も…やだっ…!!気持ち悪い…!」
「ん?あぁ…」
何を勘違いしたのか。
無遠慮に、快感を無理やり引き摺り出そうと仕掛けてくる手が気持ち悪いと言ったのに、独りでに納得して。
ズルリと、俺のズボンを下着ごと下ろした。
「は…!?ちょ…っなに…!?」
すでにとろとろに濡れそぼった自身が、惜しむように下着との間にねっとりと糸を引き、それをがっつり見られてしまった羞恥に顔に血が上る。
絶対バカにされると思って、恥ずかしさと揶揄に耐えるためにぎゅう…と固く目を閉じた。
けれど。
「ふ…よしよし、ちゃんといっぱい感じてるな」
「っ…ぇ…?」
「不感症って訳じゃないなら話が早い」
言葉の意味を理解する間もなく、藤堂の身体が下がり。
言うが早いか、先走りでぬらりと光る自身を直接、口内へ引き込まれた。
「っああぁ…!?ひ、や…っ!!っあ、あーっ…!」
他人のそんなところをよく舐められる、とか。汚いとか。
考える余裕は一瞬にして奪われ、ぬるぬると蠢く熱く柔らかい舌で弄られることに腰が浮いて、身体の奥に甘い痺れが走って。
抵抗する意思も、思考も、熱い快感の波に飲み込まれて溶けていく。
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