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2. 甘い猛毒の滴る果実
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身体の奥深くから足の先まで、甘い痺れがゾクゾクと走って至る所に熱を残し、火を灯していく。
強すぎる刺激に開きっぱなしの口から唾液が零れ、けれどそれを気にするだけの心の余裕はとうに消えた。
力の抜けた手を必死に伸ばし、藤堂の髪を掴もうとするも、わざとなのかはしたない音を立ててちゅる…と先端に吸い付かれ、ビクンっと意図せず震えてしまい失敗に終わる。
「や、だっ…それ、やだあぁ…!!ふあぁっ…!っひゃ、あぁっ!!」
涙を撒き散らせてどれだけ首を振ってもやめてくれない。
こちとら本気で嫌だと言っているのに、まるで面白がるみたいに嫌だと言ったところばかりを責め立てられてどんどん深みにはまっていく。
鈴口を尖らせた舌先で擽り、括れを角ばった親指の指骨でごり、と撫でられて。
いつの間にか両手を器用に動かして、睾丸まで揉み込みながら裏筋に指を這わせられて性器全体に与えられる快感に息ができなくなりそう。
「っ…~~っあ、やだやだっ…!!も、あつ、ぃ……へんっ…!!」
「ん、もう少し頑張れ」
「ひぅっ…!しゃべ、な…――ああぁぁっ!!もっ…やらっ…てばぁ…!」
自身の奥から、身体の底から、何かが湧き上がるような。
むず…と疼き始める奥底が怖くて、おかしくなりそうで。
けれど、この身体がとろけそうな感覚の先に、身を委ねてしまいたい自分がいた。
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