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2. 甘い猛毒の滴る果実
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恐らくは俺のせいでくしゃりと乱れた金色の髪をかき上げ、濡れた唇を指で追う一部始終を何となく見上げていると。
ごくん、と。形の良い喉仏が上下した。
――…………
遅れて冷静さを取り戻しつつある脳が事態を急速に認識し、サァ…と血の気が引いていく。
「っお、おま…今、なに飲ん…っ」
「…?何って、ひなたちゃんの精え…」
「だあぁぁっ!!何してんだよ吐き出せ!!汚いから!!」
信じらんない。信じらんない。
他人のそんなものを飲み込んで涼しい顔してるなんて、これが現実かと思えてくる。
自慰をした経験がなくとも、俺だって射精の知識くらいはある。
そもそもそんな舌触りのいいものではないのに、不快そうな顔一つせずぺろ、と舌先で唇を拭っていて…
その上、目が合うとふわりと微笑まれる。
「ひなたちゃん、イキ顔さいこーにエロかったな」
「なっ…し、知らないっ…!やめろ離せ!!」
あくまで俺の上から退かず、なおかつ両手首をひとまとめに掴まれて身の危険を感じ身体をばたつかせている、と。
「――ひっ…!?あ…ぁ、え…?なん…」
ごり…と。
ついさっきまで散々苛められていた自身に、スラックスを押し上げるほど大きくそそり立った藤堂のモノが当たっていた。
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