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10. いじけた指先に熱を絡めて
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散々焦らされたからか、あたかも準備万端ですみたいに易々と天宮城の指を飲みこんで、さらにきゅうきゅうと収縮を繰り返し奥へと誘おうとする卑しい身体がどうしようもなく恥ずかしい。
そんな俺の意思とは無関係に、快楽に従順な身体は嬉々として天宮城を受け入れようとしていて、そそりたった自身からとめどなく溢れる先走り。
「ふ……指、溶けそう。そんなに欲しかった?」
「っうるさい…!お前が、焦らすからっ…」
からかわれるのが悔しくて噛み付いて、せめて一矢報いようとぼうっとしたがる頭を働かせて、ふと。
『それ』が、目に入った。
「――……」
躊躇いがない訳じゃないけど……好奇心と反抗心が相まってそっと、それ――ズボンを押し上げて主張している天宮城自身へと、手を伸ばす。
「っ…?!――へぇ…」
「…なんだよ」
「いや?触りたいならお好きにどーぞ」
「っ言われなくても…」
もうパンパンに張り詰めていて苦しいはずなのに、依然余裕綽々のままの態度が癇に障って。
上手く挑発に乗せられていることにも気付かないまま、いそいそとチャックを下ろし下着に手を突っ込んでいきり立ったモノを取り出した。
「っ……」
「ふは……何怯えてんの?かーわい」
「なっ…怯えてなんかっ」
「じゃあ早くしろよ。お顔まっかっかなひなたちゃん」
「~~くそっ…」
完全に弄ばれているのが分かっているから余計に腹が立つ…
そもそも、完勃ちした天宮城のが思いのほか…というかもの凄い質量で、こんなのを尻に入れてたのかとビビったのも事実で。
そんな思いごと見抜かれたことがまた、悔しかった。
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