アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
僕の涙。(ursk)
-
※CPはursk
※奇病パロ
※関東人が書く関西弁です
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
コロン、コロン
ある日、僕の涙が星となった
....................................................
僕の涙はある日、星になった
「...えっ? なんで?」
そこで僕はふと、思い出した
昔、兄が話してくれたことを────
「ねぇねぇ、お兄ちゃん!なんでこの女の子の涙は星になっちゃったの?」
「──には難しいかもしれないけど、この病気は星涙病と言って片想いを少しこじらせてしまうとかかってしまうんだ。」
「ふ~ん、それってなおるの?」
「そうだねぇ、この片想いの相手と両想いになれば治るよ、でも、治らないと目が見えなくなってしまうんだって」
「そうなの?おめめ、みえなくなっちゃうの?」
「うん、 それでね流した星は食べれるんだって!片想いの時は青系の星が流れてしょっぱいけど、両想いになれば赤系の星が流れて甘いんだって、それで早くて1週間で治るんだよ」
..... あぁ、そうか。僕は星涙病にかかってしまったんだ
叶うはずのない相手に恋をしてしまった
「僕、このまま目が見えなくなるのかなぁ...」
嫌だなぁ。そう呟いた時、コロンコロンとまた星が僕の目から降った
ひとつぶ、口の中にいれてみる
「うぇぇ、まっず。くそやろこんなん」
ピコンッ
『もう夜だけど今から坂田の家行ってもいい?』
うらさん、こんな時間にどうしたんやろ
なんか悩み事かなぁ?それとも彼女、できた?
...うらさんの前では泣かないようにしなきゃ、
『いいよ、準備しとくね』
僕はそう送って、周りにある星を見渡した
...透明な瓶にいれて飾ろう
僕を苦しめてるこの寒色の星達が凄いキラキラしててあまりにも綺麗だから僕は瓶に入れることにした
「いつか、この星が暖色になる時は来るんかなぁ...」
「ん?なにが?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!?」
「おわっ、びびった」
「びびったんは、僕やわ!!」
急に後ろから声がしたと思ったら、僕の真後ろにうらさんが立ってた
いや、ほんまびびったんやけど...
「...てか、え?なんでおるん?」
「行くって言ったじゃん?」
「じゃなくて、なんで部屋ん中おるの?」
「あぁ、ピンポン押しても出てこねぇし、ドア開いたから」
たくっ、気をつけろよ?なんていいながら頭をぽんぽんしてくる
やめて、これ以上好きになせないで...
「?この星なに?めっちゃ綺麗じゃん」
「あっ...それは...」
...なんて言おう、僕が流した星です?いやいや、信じてもらえないやろ、それに、嫌われたくない
「えっ、とぉ... と、友達から貰ったお菓子やよ!綺麗だよね」
「ふ~ん、食べてもいい?」
「ふぇっ!? えっ、と、それは甘くないよ...?」
あれ、これって...うらさん食べても移らんよね...?
もしかして、調べてからの方が良かった?
「う、う、う、う、う、うらさん!? ちょ、まっ」
「うお、しょっぱ!なんだこれ。 ん?坂田?どうした?」
「な、なんでもない!」
「坂田、今日変だよ?体調悪い?」
やばい、気づかれるとまずい
な、なにかほかのこと...
「平気やで?うらさんこそ急に僕の家来てどうしたん?」
「あっ、えっとな、そのことなんだけど今日、坂田に言いたいことがあって...」
うらさんの顔が少し赤く染まった。
ねぇ、うらさん、僕から離れてかないで...!
やだっ、うらさっ...!
「さか、た? なんで目から星が流れてるの...?」
あぁ、僕は泣いちゃったんだ。
きっとうらさんには引かれた。そしたらもう僕はうらさんの隣にいることも、浦島坂田船にいることも、歌い手界隈にいることも許されないんだろう。
こんな気持ち悪いやつのそばにいたくはないだろう
「...坂田?そんな顔しないで、大丈夫、落ち着いて俺はそばにいるよ」
「う、らさ...」
「うん、俺はここにいるから」
僕が星を流している間、うらさんはずっと抱きしめてくれた
僕が落ち着きを取り戻してきた時、うらさんが口を開いた
「ねぇ、坂田、俺に教えて?」
「やだっ、嫌いになるっ!」
「大丈夫だから、信じて」
「.....、」
嫌や、絶対引かれる、嫌いになる...
「じゃあ、これで話そうか」
そういってうらさんはまた、僕を抱きしめた
「こうしたら、坂田の不安もなくなるでしょ?大丈夫、大丈夫。」
「...うらさっ、」
「ん?」
「あの、ね? 僕、星涙病っていう病気な、の...。病院、行ったわけじゃないし今日の朝からやから、あれなんやけど...、それでこの病気は.....、な、治らないんよ...。」
「えっ?」
「あ、僕だけが治らないんよ!ほかの人は頑張れば治るんやけどね」
あはは、僕はそう言って笑顔を見せる
うらさんには無理してるってすぐバレたけど、
「どういうこと?」
「えっと...、」
これを言うと、もしかしたらうらさんに僕の気持ちを言わなくてはならないかもしれない
星の涙を流してる時点で引かれておかしくないのに、告白されたらいくら優しいうらさんでも確実に引く
そしたらもうそばにいれない...
「落ち着いて、ね? 大丈夫。ゆっくりでいいよ」
「これ、ね? 片想いの相手と両想いになれば治るんやけど...」
「そうなんだ、じゃあ協力するよ?」
「いや、叶わないんよ!!」
「?その子彼氏いるの?」
僕は静かに首を振る
違うんよ、うらさん...
僕が好きなのは...、うらさんなんよ
でもそれは言えないから、だからせめて、これだけは言っておくね。
もう引かれてもいい────
「ぼく、男の人が好きなんだ」
一瞬、僕達を取り巻く空気がひんやりした気がした。
「...えっ?」
「引いたよね、あは、ごめんね。」
「いや、引かないけど...、それって、志麻くん?」
「んーん、違う」
「センラ?」
「んーん、」
「...歌い手?」
僕が好きなんは、うらさんやよ────
「う、たいて、」
「...そっかぁ。 誰かは言えない?」
こくっ、静かに頷く
言えるわけない、
「そっか、そっか。言いたくないかぁ。じゃあさ、その人の代わりといってはあれだけど、今日一緒に寝ていい?」
「えっ?」
「今日、泊まっていい?」
「お仕事は...」
「明日は休み、心配しないで平気だよ」
「でもっ、」
「いいよ、坂田は心配しないで?多分、涙が星になるの知ってるの俺だけでしょ?今日は好きなだけ泣いていいよ」
その一言で、僕の涙腺は崩壊した
僕の目からは止まることなく星が流れる
コロン、コロンと音を鳴らしながら
僕はそのままうらさんの腕の中で寝てしまった
意識が途切れる瞬間、うらさんが何か言ってた気がした
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あ、さ?
なんか、となりあったかい
頭なでられてる?きもちっ、だれ?
「んんっ、」
ぱちぱち
「うらさ...?」
「ん?坂田?起きた?」
「.....、うらさん!?」
「おわっ、えっなに!? 今までの寝ぼけてたの?」
「今までの?」
「うん、少しうなされてたから頭撫でたら微笑んだ?し、俺の手に擦り寄ってくるし胸に頭寄せてくるし」
顔に熱が集めるのが一瞬で分かった
それと同時に目の前に少し違和感。
前より見づらくなってる────
「ふはっ、坂田顔真っ赤だよ笑 恥ずかしかった?」
「うらさんのあほ!」
「あほは坂田だろ?」
「うっさいわ!」
いつまでこの幸せが続くかなぁ
「ねぇ、坂田。」
うらさんの声が真剣な声、なにいわれるんだろ、...こわい
「やっぱりその人に坂田の想い伝えてみよう...?」
「えっ?」
「昨日坂田が寝たあとに調べたんだ、進行したら坂田の目、見えなくなっちゃうんでしょ?」
「っっ!」
「こんな時に言うのもあれなんだけど...」
うらさんの声が少し震えてる
僕は今から何を言われるの...?やだ、こわい
「さかたっ、すきだよ」
うらさんの目から一筋の雫が流れた
「...え?」
「ごめん、きもいと思うけどずっと坂田が好きだった。これ以上、辛い坂田見てたくなくて、ごめんな。こんな時に、」
うらさんが言ってくれてるのに、僕も伝えなきゃいけないのに、僕の口は動いてくれない
ねぇ、うらさん、泣かないで
うらさんには笑顔が似合うよ?ねぇ
「ごめん、帰るね、忘れてくれていいから」
「っっぁ、 やだっ、かえらないでっ!うらさん!いやや!」
「...えっ」
「僕が、好きなのはうらさんなのぉ!だからかえらないでっ!わすれたくないっ!やだっ、」
子供みたいに泣きながらやだやだ言ってる僕にうらさんは静かに近づく
僕の目から流れてる星を掬いながら
「それ、ほんと?」
「すきぃ!ぼくっ、うらさんのことずっと好きやった!やだぁ、きらわないでっ!とおくいかないで!」
「うん、ごめんねっ、ここにいる。 ねぇ坂田?俺と付き合ってくれますか?」
「も、ちろん!!よろしくお願いしますっっ」
「あっ、坂田、星の色が...」
星の色...? あっ、この色たちは
「暖色やぁ!」
「どういうこと?」
「両想いになるとな、星の色が暖色になるんやって、早くて1週間で治るらしいで!えへへ」
でもおかしいなぁ、本当は叶いそうな時は中性色が流れるはずなんやけど...
「どうしたの?」
「ほんとは、寒色と暖色の間に中性色が流れるはずなんやけど...」
「あぁ、緑とか?」
「うん...」
緑が流れたれ絶対とっとこうって思ってたんに...
うらさんの色やから、
「これのこと?」
そういって、うらさんはぽけっとから緑や黄色の星を取り出した
なんで?
「それっ!」
「坂田、寝てる間に流してたよ」
「そ、う、なん?」
どうぞ。なんて言いながらうらさんは僕の手のひらに緑の星を乗せてくれた
「えへへ、ありがと!」
そういえば、ピンクや赤の味はほんまに甘いんかな
ぱくっ
「えっ、ほんまに甘いやん!」
「まじ!?俺も食べていい?」
「どうぞ!」
「うおっ、甘い!うまい!」
なんていいながらうらさんは僕が流した星を食べてる
ほかの人から見たら滑稽な絵だよなぁ
「さかた?」
「ふぇっ」
「ふぇっ って笑」
「うるさい!」
「坂田、好きだよ」
ねぇ、うらさん。
僕を幸せにしてくれてありがとう
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
久しぶりの投稿...なんですが、まぁほかのアプリでも投稿したやつをそのままコピペしました←
いやいや、書きたいのと少し違うなぁ?んん?
ま、まぁ、少しずつ書き直したりすればいいよね?ね?w
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 30