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早朝
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楽side
昨夜、クラスメイトの尼野 静夏(あまの せいか)に抱かれた。
抱かれたというか・・・一回イかされてからの記憶が無い。
目を覚ますと清潔な状態で彼の服を着せられ、無駄に広いベッドで寝転んでいた。
「・・・ぅ」
彼のモノをナカに入れた覚えはないし、気絶した後にメチャクチャに抱かれたりしたのかな?なんて考えたりもしたけど、思いのほか身体にダメージが無い。
軋むだるい体をゆっくりと起こしてベッドを降り、部屋を出ると、テーブルに朝食を二人分並べた彼が視線をこちらに向けた。
「・・・おはよう」
無表情の彼は俺に向かって一言挨拶すると、「朝食、食べていくだろ?」なんて、淡々と尋ねる。
「うん、いいのなら」
俺は慣れた笑顔を浮かべて、食卓についた。
朝食を食べるのなんていつぶりだろう・・・。
目の前の食パンとベーコンエッグを見て目を細める。
「・・・・もしかして、ごはん派か?」
食事に手をつけない俺に彼が表情を変えないまま尋ねる。
怒っているのか、それともこちらを気遣ってるのか、わかりずらい。
「いや、大丈夫」
俺は苦笑しながら返事をして、パンを一口齧った。
普段、教室で彼がどんな生徒なのか・・・細かくはわからないけど、少なくともこうではないはずだ。
素だとここまで無感情に見えるのか、なんて感心した。
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