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苦い飲物
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楽side
「ねぇ、君、昨日「一発ヤらせて」って頼んだよね?」
俺が尋ねると、彼は「あぁ」と短く返事をして紙パックのコーヒーをグラスに注ぎ、一口飲む。
「俺、ヤッてないんじゃないかなって思うんだけど....それでいいの?」
「.....流石に、気絶されちゃな」
彼は少し考えたあと、そう返す。
「拾ってもらえれば、俺的にはもう借り一つだし、せっかくタダなんだからさぁ」
俺は、肩を竦めて続ける。
「もっとグチャグチャにしたってよかったのに」
ちらりと彼を見ながら言うと、僅かに彼が動揺の色を見せた気がした。
それに気が付かないフリをしながら俺はまた朝食のパンを齧る。
「・・・」
彼がどういう言葉を返してくるのか、楽しみながら彼の返事を待つ。
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