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決行日
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静夏side
―週末―
淡々と準備を整えて気が付けば時間が経っていた。道具も場所も情報も揃えた。とうとう、後は楽に任せるのみだ。テキトーに軽いミーティングはしたけど・・・大丈夫だろうか。
放課後のチャイムが鳴り、俺は凛に声を掛ける。
「凛、今日カラオケ行かないか?どうせ暇だろ」
もちろん、行く気はない。楽が元々誘っていると言っていた事に対する確認だ。
「ごめん、今日俺ちょっと用事あるから、また今度な」
凛はそう断って、慌てた様に荷物をまとめ教室を出ていく。
どういって誘ったかは知らないが、随分とご機嫌な様子で。
「アイツが用事とか珍し・・・暇人で有名な俺ら三人組にあるまじき行動だな」
突っ立っていると、一樹が歩み寄ってきて俺にそう声を掛ける。
「いや、初めて聞いたんだけど、暇人で有名って何ww」
俺は笑って返事をする。
「え、静夏ちゃん知らなかったの??有名よ??俺の中で」
「知るかw」
俺は笑いながら荷物をまとめ、一樹と教室を出る。
楽は既に四限目に出てたけど、準備はできてるんだろうか。
一樹と別れて、俺は楽に通話を掛けた。
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