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イカレ野郎×3
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「わからないなら、この場で殺す」
尼野くんはそう低い声で淡々と言う。
脅しにしてはやりすぎなのでは・・・って思うけど、俺もされたことあるからそういうものなのかと飲み込む。
「・・・・」
りんちゃんはガタガタと怯えながら、口をパクパクさせ。
「・・・俺が、お前らのこと何も言わなければ・・・楽は嫌わない?尼野は・・・友人でいてくれる?」
そう言った。
「・・・・・・・・・・・・りんちゃんも相当だな」
俺はぽそりと呟いた。
尼野くんは無言でうなずき、俺に共感する。
尼野くんも俺もいつのまにそんなに懐かれてたんだろうか。
こんなことまでされて、そんなことを言える精神が知れない。
でも嘘を言っているとは思えない。
「そうだよ、わかってくれるなら友人でいるし、嫌わない」
尼野くんは少し考えた後、そう言ってナイフと拘束を離し、ビデオを手に取る。
「でも信用代金として、このビデオは俺が持っててもいいか?」
とんだ屑だ、尼野くん。声は優しいけど、やり方が汚すぎる。
でも、なんでりんちゃんは嬉しそうな顔で頷いているんだ。
いいの??りんちゃんはそれでいいのかな・・・??
俺はやや混乱しながら、様子を見守る。
「じゃあ・・・・もう、帰って良いぞ」
尼野くんはさらっという。
りんちゃんはフラフラしながら立ち上がり、帰って行った。
「・・・あれでよかったのかな」
俺は尼野くんに尋ねる。
「・・・いいだろ」
尼野くんは少し考えて、考えを放棄し、そう言って片付けをはじめた。
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