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次の日、捜査本部に行くとチンピラチックな服を着た龍司、少しボロボロな服を着た微と空。
これを見ると あぁ僕あの施設に行くんだなぁ と改めて実感する。
いやここまでボロボロな服は着てなかったけど。
そしてこの間と違う点、それは隣に遊がいること。
どうしてもって言うから本部まで来て、潜入は今日までだから僕の帰りを待つらしい。
お姉さんから渡されたボロボロな服を僕も着て準備万端。
心配そうな顔をして僕を見る唯に少し微笑んでみせると何故か眉間に皺を寄せてそっぽを向かれた。
「おし、それじゃ行くぞお前ら。」
龍司じゃなくて実業家のおっさんこと《佐々木 信雄》、そして奴隷役の微は名前を《イチヤ》空は《フタミ》
そして僕は《ミヤ》。
気を引き締めて、Let's 潜入。
なんかこんなアニメあったな。
佐々木の車を走らせること20分、同じ千代田区内にある施設へはそう遠くはなかった。
普通の一軒家にも見えるドアを開けると、そこにいたのは小太りの男性。
こいつを、僕は知ってる。
「ようこそお待ちしておりましたよ。
嘘をついてここまで来てくださった警察官さん。」
「なんで…お前が、ここに ———— 」
ニヤりと笑ったそいつは……夢ノ園にいた、鬼人だった。
逃げなきゃ、そう思った時にはもう遅く後ろから首筋に注射器を刺されて僕は意識を手放した。
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