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目を覚ますとそこは、薄暗い倉庫のような場所。
手を後ろで拘束され、足枷もついていて首には首輪…これはきっと唯の力を使われてる首輪のスペアだろう。
この場所もよく知っていた…そう、ここは元夢ノ園。
忘れたくても、忘れられない場所。
「おはよう零。目を覚ましたね。」
気色悪い声で僕を呼ぶ鬼人…心の底から目の前のこいつを殺したくなる。
床に芋虫みたいに転がされた僕に近づいてくる鬼人から逃げられないこの感覚がまた僕の体を蝕む。
「零…大きくなって…可愛いね零……」
「ひ、っ……」
不意に頬を撫でる鬼人に、無意識に体が強ばる。
頼むから…空も微も目を覚まさないでくれ…。
そう願いながら鬼人をジッと見つめる。
「あなたのお相手は1度したことがありましたね。
どうしましたか?また、僕を使いたくでもなりました?」
わざとらしく妖艶に、誘惑するように言うと思った通り僕の上へ乗り僕の両手を片手で押さえつけた。。
今更こんな体使ったってかまわない。
「零…お前は可愛いね零……さすが、あの方の子供であられる。」
「お褒めに預かり光栄です。
今日はどのようなプレイがお好みですか?
ぁんっ…だめですよここでは…あの子達に見られてしまいます…んっ……」
この気色悪い触り方も、1ミリも感じない愛撫も。
気持ち悪くて仕方がない。
あぁ、遊の元へ帰りたい。
「零…零っ……可愛いね零……」
「ご主人様…こんな所では嫌です…どうかこの足枷をとって…あなたの上に乗りたい……」
足枷をはずしてくれ。
そしたらお前の顔面に膝でも入れてやる…
「でもね零…今日はここまでなんだ。
零に用があるのは私じゃなくあの方だから…。
ほら微、空 お前らも起きろ!」
大きく声を荒らげた鬼人は空と微の頬を叩いて2人を無理やり起こした。
龍司に関しては足で踏まれていた。
「ひっ…鬼人…!?なんで…なんでっ……」
「鬼人…お前!!!!」
フラッシュバックしてパニックになる微、思い出して殺意にとらわれる空。
状況が飲み込めず混乱している龍司。
もうダメだこの状況…僕1人ならどうにでもなるのに。
遊の言った通りこんな足でまとい3人も連れてくるんじゃなかった。
「貴様がユメノか!!」
どう見ても違うだろおっさん。
こいつがユメノだったら今頃僕ら全員レイプされてるよ。
「僕はユメノ様じゃないよ。
そんな事よりポーカーでもしようか!」
「ポーカーですか、いいですね。」
「あァふざけてんじゃねェぞ!!!!」
とりあえず時間を稼げ時間を。
なんで僕がここまでやらなきゃいけないんだ。
「零は偉いね、まァいいよ強制だから。
親は私 さァ配るから手の拘束を前にしようね。」
「触んなァ!!!!!」
この鬼人がアホでよかった。
拘束が前か後ろかは結構大きい。
空はやかましいないちいち…あァもう遊に会いたい……
「さァ、ポーカーを始めようか。」
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