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仲直り
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凛子はじゃが◯こを散々貪った後、元気そうに帰ってった。結局何しに来たんだろ…。
じゃが◯こ食べに来たのかな。
という俺はまだ自宅にいて。
なかなか勇気が出なくて。
なんて言えばいいのか考えてた。
ピーンポーン、となった途端にビクッとし、けど大抵宅急便だからインターホンを見ずに印鑑を持ってドアを開けた。
俺は目の前に映った人を見て思わず硬直。
「…えっと、桐谷くん…?だ、大丈夫…?」
その人物は手をヒラヒラと俺の前で揺らす。俺よりも、大きな手。
「…あ、えと、はい、大丈夫であるます。えと、あの、この前は…ごめん、なさい」
突然のことすぎて、目眩がする。
ぐるぐるぐる、回ってる。ろれつもうまく回らない。謝るのって、お礼を言うよりはるかに緊張する。
「いや、えと、俺も、関係ないって言ってごめんね。気にかけてくれたんだ…よね?」
困り笑い。
米崎さんは、よくそう笑う。
本気で笑ったとこなんて、見たことない。
それがなんだか、嫌だなぁと思う。
ポロポロどうしてか涙が出てくる。
困り笑いのせいか、それとも緊張しすぎたのか、それとも嬉しかったのか、よくわからなかった。
米崎さんはそんな僕を優しく撫でた。
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