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デート日和ですね。
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おはようございます。こちら、湖太郎。
今日もいい天気〜、デート日和〜ということで、千歳と、デートなのです。
…け、ど。
「服が決まらないーーーー!!!」
叫んでみても一向に状況は変わらない。待ち合わせの時間も刻々と近づいてくる。だって初デートだし、あ、自分で言ってて恥ずかしい。
けどさ、デートとは言ってもはたから見ればただの遊んでる二人組だし。しかも、女の子はスカートとかズボンとか履けるけど俺は男なんでズボンしか履くものありませんから!
髪にワックスとかつけたほうがいいのかな…?いつも寝癖しかついてないけど。
「…というわけでよろしくお願いしますよ。」
「はいはい。まあ莉緒の件もあるし、ね」
お願いします米崎さん!
結局、髪の毛にワックスつけてみてくしゃくしゃしてみた。服はまあ無難に。鏡で何回も確認して家を慌ただしく出る。後ろからは米崎さんが「楽しんで来てねー」なんて手を振ってくれてる。
少し前なら考えられない展開。
米崎さんとギクシャクしないまま2人とも幸せになれてよかったなぁ、なんて。ついこの前までピリピリしていた心の傷が、今はすっきりしていて。
ありがとうございます、久坂さん。
と、拝むところがないので、なぜか天に向かって拝む俺。周りからジロジロみられたけど別にいいや、なんて。
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