アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
わー、照れる
-
「…お、おまたせ……千歳…」
「少しくらい遅れても平気だったのに。」
約束の1分前。待たせるのは嫌だから全速力。俺の勇姿?を先ほど見た千歳は笑って頭をポンポンと撫でてくれた。
「あ、というか湖太郎いつもと違う、髪型?雰囲気?ま、可愛いけど。」
平然とそんなこと言うからこっちは心臓もたないの……!わかりますか…!?ああ、今ので軽く心臓持ってかれた…。
というか、違うの気づいてくれた、少し嬉しい…。って女子か俺!しっかりしろ自分!
ペチペチと頰を軽く叩いて気を取り直す。
「どこに行くかもう決まってるの?」
「無難に映画館?」
「…それ、千歳と話せないやつじゃん。」
ポロリと口から出た。
「や、今の嘘。無し、無し…無しだから…あああ……っ」
俺の必死の言葉も千歳の耳には届かずトイレに引きずりこまれた。
……千歳、トイレ好きなのだろうか。
5分経ってやっとトイレから2人で出る。…頭の中正直蕩けててふわふわする。
だ、だってあんな…!考えるだけで顔から火が出そう。もしもし、凛子さん聞こえますか。千歳の色気が半端無いっすわ。
「で、結局どこ行くの?」
千歳は昔から無計画男だったの忘れてた。
まあ、楽しくていいんだけど。
何でもかんでも決められるより、2人で決めていた方が何だかワクワクするし。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
47 / 48