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「よし、喉も潤ったし手当てしようね」
「本当に大丈夫ですよ?」
伊藤先生は僕の言葉が聞こえていないかのように手際よく作業を始めた
消毒液が少し染みる
「よし、大体は終わり、これでほっぺた冷やしといてね」
渡されたのは保冷剤
めんどくさいなぁ…
「めんどくさがらずにちゃんと冷やしとくんだよ」
「な、なんで考えてること分かったんですか!」
「ふふっ、秘密」
僕と高見先生の頭の上にははてなが浮かんだことだろう
伊藤先生はかっこよくて柔らかい雰囲気で僕達と歳も近いから人気のある先生だ
でも思っていたより不思議な人だと今日思った
「なあ、いつも、その…あんななのか?」
いきなり声をかけられて少し驚いた
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