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「終わりました…けど、これ変じゃないですか?」
「…本当に海くんと双子だったんだね、そっくりだ」
「小さい頃はもっと似てたみたいです、今は全然、僕は海みたいに可愛くありませんから」
「ううん、空くんも空くんの優しい性格が滲み出た可愛い顔をしてるよ、そうだな、もっと表情があればもっと可愛い」
「べ、べつに可愛くありたいとは思ってないのでそのアドバイスは不要です
それより、前髪斜めですけどこれでいいんですか?絶対変だと思うんですけど」
「それはアシメって言うんだよー、女の子がやったりすると可愛いから髪の長い空くんにはピッタリだと思ったんだ
よく似合ってるよ」
「へぇ…あ、そろそろ帰らないと」
「そうだね、海くんも寂しがってるかも、乗って」
帰るまでの車の中
遠くに見える夕陽をどこかぼんやりと眺めていた
「空くんは何か欲しいものとかないの?」
いきなり何を言い出すんだこの人は
誕生日…?はまだ先だけど
「特にないです」
「そっか」
たったそれだけの返事でも伊藤先生だからか冷たい印象はなかった
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