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泣いたのなんていつぶりだろうか
「あれー?泣いてんの空くん、かわいー」
「でも今更後戻りはできねーよ?」
「わ、かってます…」
必死に拭っても止まらなくて、昨日、海はもっと怖かったんだろうなぁ…
「ヒッ…つめ、た…」
ほかの2人の手は嫌なくらい熱かったのに、1人細身の人の手は信じられないほど冷たかった
「おい城島、手冷たいってよ、かわいそーじゃん」
「大丈夫だってすぐあったまるよ、ごめんねー」
そう言いながらシャツのボタンを取っていく
「なぁ、こいつアザとか傷とかやばくね?」
「うわぁ、ほんとじゃん、なんか萎える」
「まじ?俺逆に興奮するお前らちょっと見とけよ」
城島、と呼ばれたその人がそう言うと、他の二人の手が離れていった
城島さんは丁寧に僕のシャツのボタンを取ると、アザを1つずつ優しく撫でていった
擽ったくて身をよじってもやめてくれなくて、思わず目を瞑ったその時
昨日できたばかりのお腹のアザをぎゅう…と指圧された
「いっっ…」
息が詰まるような感覚だった
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