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朝日が眩しくて目が覚めた
僕はまた眠っていたみたいだ
時計の針は5時を指している
昨日は一日中寝ていたとはいえさすがにお風呂に入りたくなった
学校ってシャワーくらいはあったよね
お金持ってたかな、シャンプー買ってきて使ってもいいのかな
「あ、空くん起きたんだね
どうかした?」
「わっ、お、起きてらしたんですか!」
「ちょっとね、今から高見先生とシャワー浴びに行こうと思ってたんだ」
「あの、僕も行っていいですか…?
さすがにお風呂に入りたくて」
「もちろん!ごめんね、気が利かなくて、一緒に行こうか」
「あ、でも僕シャンプーとか買ってくるので後で行かせてもらいます」
「俺寮に戻るのめんどくさくてよくここに泊まっちゃうからシャンプーとか全部置いてるんだよね
高見先生もそれ使うみたいだし、空くんもどうぞ?」
「遠慮なく使ってやれー、この人業務用のどでかいやつ置いてるからな」
「あはは、そんな褒めないでくださいよ」
「褒めてねーよ」
高見先生と伊藤先生の雰囲気がどこか柔らかいものになっている気がする
仲良くなったのかな
………羨ましいな
でも二人共クマが凄い、眠れなかったのかな
「さて、行こうか空くん!」
「さっさと行こうぜ、他の人来始めるぞ」
「え、遠慮なく使わせていただきます、すみません」
「大丈夫だよ〜」
3人連れ立ってのシャワー室だったけど、扉を開けてみれば両サイドに10くらい仕切られた空間があって、思ったより広かった
真ん中にある腰くらいの高さの棚に2人は脱いだ服を次々と入れて躊躇いもなく素っ裸になった
僕もさっさと入ってしまおうとシャツを脱ごうとして気づいた
「あれ?空くん恥ずかしがってるの?」
「んな恥じらいさっさと捨てちまえ」
「いや、あの、これ、どうすればいいんでしょう」
そう、肋骨が折れていたみたいで伊藤先生が早く治るように骨を固定させるためにコルセットを巻いてくれていたのだ
「あー、そうだったごめんね
これはねー、ここを、こうベリベリっと」
伊藤先生は僕の横腹あたりにあった布の繋ぎ目を一気に剥がした
すごい、簡単だ
「他の絆創膏とかは濡れちゃっても大丈夫だからね、剥がれてもまあ良し
消毒はしなきゃいけなくなるけどね」
「気をつけます」
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