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その日は授業に遅れてしまって、海のクラスで授業をしていた先生に謝り倒して海を送り届けてから自分のクラスに行った
僕のクラスでは高見先生が授業中で、ドアを開けると安心したように微笑んでくれた
「遅れてすみません」
「大丈夫だ、早く席につけ」
高見先生の僕への接し方が今までと明らかに違って、クラスメイトが戸惑っているのが見て取れた
そして昼休み
購買に行こうと席を立つと
「空、ちょっといいか」
高見先生が黒板の横の扉から少し顔を出して僕に向かって手招きしていた
不思議に思いながらもそちらに行くと
ついてこい、とひとこと言って背を向けて歩き出してしまう
足の長さからか歩幅が全然違い、慌てて付いていくと先生は数学準備室で足を止めた
「入れ」
促されて中に入ると、そこにはまた山ほどのパンと伊藤先生がいた
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