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リビングにインターホンの音が大きく響いて目が覚めた
時計の針は20時をさしていた
どうやらあのまま小一時間寝てしまったみたいだ
まだ覚醒しきらないボーッとした頭をもたげながら長い廊下を歩いて扉をあけてからきづいた
こーゆーのってモニターで相手確認した方が良かったんじゃないか
でも相手を見ると妙に安心した
「空くん遊びに来ちゃった!!」
「ちげーよ、説明しに行くつったら勝手に付いてきたんだよこいつが」
僕の部屋に1番に来てくれたのは伊藤先生と高見先生だった
「あ、えと…とりあえずどうぞ?
何もなくて申し訳ないです」
お茶を出そうにも買い物に行くのもめんどくさくて備え付けの冷蔵庫は未だ電源も入っていないのだ
2人はそんなこと気にしていないという様子で足早にリビングまで進んでいった
「そう思ってスーパーで色々買ってきたよ
お菓子とか、ジュースとかね
なんか寮の説明とか難しそうな話するらしいから雰囲気だけでも軽くしようと思って」
伊藤先生はそう言いながら重そうにスーパーの袋を目の高さくらいまで上げて見せてきた
「買いすぎだって言ってんのに聞かねぇんだよ」
「いや〜1回爆買いし始めると止まらなくてね」
伊藤先生はソファの前にあるローテーブルに買ってきたものを次々と広げていっている
高見先生はソファに座って呆れた目で見ている
2人とも部屋に馴染むのが早いな
ずっとここに住んでたみたいなくつろぎ様だ
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