アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
(118)
-
祭囃子が聞こえる
ついに会場が近くなってきた
カランコロン…と涼し気な下駄の音が2つ分、僕の隣には律がいる
「あっ!見て、空
やっと屋台見えてきた」
「ほんとだ…すごい、いっぱいある」
「何から食べる?」
「律が食べたいもの食べてよ、いっぱいあるんだからシェアした方がいいんじゃない?」
「空はそれでいいの?」
「僕は初めてだし、何が食べたいとか特にないから」
「そか!じゃあまずはあそこのイカ焼き!」
そんな具合でたくさん食べ進めて、奥まで来たみたいで屋台が少なくなってきた
「ここら辺が1番花火が見やすいらしいよ、ここにちょうどベンチあるし、ここで見よっか」
「わかった、お腹苦しい…」
「え!空、まだまだだよ?
これから甘いゾーンにいかなきゃ」
「よく食べるね…」
「じゃあ色々買ってくるから、空ここで待ってて」
「分かった、ごめんね」
「いいから、なんかあったらすぐ連絡してね」
「ん、いってらっしゃい」
律はまた来た道を戻って祭りの光の中に姿を消した
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
120 / 239