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「大丈夫、助けてくれてありがと、律」
律の心臓の音が、僕を安心させる
律のこめかみを流れる汗が、僕を幸せにさせる
律の体温が、僕を包み込む
「空、空…」
切羽詰まったように僕の名前を呼ぶ律
「どうしたの?」
「いくら電話しても出ないから、心配した…!」
「そか、ごめんね」
律が心配してくれた
それだけで僕はさっきのことなんて忘れられるくらい、幸せだった
「空…」
ひときわ強く、抱きしめられる
「好きだ、空」
その瞬間、轟くような大きな音と共に夜空に火の花が咲いた
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