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身勝手なことを言っているのは分かってる
でもそうしないと、また海に負担がかかってしまうから
だから、どうか…
「もう、分かったよ…
空、1回言い出したら聞かないんだもん」
「本当に!?ありがとう、律!」
「その代わり、絶対にお昼ご飯は一緒に食べよう
友達としてなら、いいんでしょ?」
「でも…絶対にクラス離れるよ?
そうしたらクラスの繋がりとか大事に出来ないよ…」
「それでも、俺はそんなのより空との時間が少しでも欲しい
それが無理なら俺は空と付き合ってること全部オープンにして過ごすよ?いいの?」
「そ、そんなの脅しだよ…もう、分かったよ
じゃあお昼になったらそっちに行くね」
「うん!決まり!
引越し準備、手伝うから」
「…ありがとう」
もう、この部屋で過ごせる時間は1週間もなかった
それでもどこか清々しい気持ちで話し合いを終えられた
全部律のおかげで、本当に心から律が好きだと再認識した1日になった
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