アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
(159)*
-
「…っ、空、気持ちい?」
「んっ、やだ、ぁ…ぬい、て…んぅっ」
迅を拒むような言葉を発せば、すぐに迅の唇が僕の唇
まるでそれ以上は言わないで、とでも言いたげな顔で
「んっ、あ、ハッ…もういきそ…」
「んっ、んあっ、ぬ、いてください!」
精一杯迅の体を掴んで動きを止めようとか、逃げようとかいう努力をしたが、全て水の泡となり腹の奥底の方に熱を感じた
「あはっ、ごめんね?
やめてって言われるとしたくなっちゃう、人間の性じゃん?」
ずる、とまだ熱の残る物体が自分の中から出ていった
迅が手を伸ばして僕の頭をなでた
その手を僕はなぜか律の手と錯覚してしまって、涙が溢れた
バシンっ
「触らないで」
つい、罪悪感からか自分への嫌悪か分からないけれど迅の手を勢いよくはたいてしまった
気づいた時にはもう遅くて、迅の細い足が僕のお腹に命中していた
「んっぐ…ゲホッ、ご、ごめんなさ」
「君、今あいつのこと考えてるでしょう?
本当に不愉快」
威力の増した蹴りが今度は背中に
「っだ、ぁ…はぁ、あ…」
「いい?君は今日から俺のモノ
俺が呼べばすぐにどこでも来てね、まあ何をするかはご想像にお任せするけど
早めにあいつとお別れしといた方がいいんじゃない?」
それだけ言うと迅は部屋から出ていった
そのまま玄関の扉の音がしたから、食堂でも行ったんだろうか
立ち上がろうとしてもあまり慣らしもせずにいれられてしまったせいか腰に激しい痛みが走ってすぐに座り込んでしまう
律と初めてした次の日もこんな風だったなぁと思い出す
ずっと律が一緒に居てくれて介抱してくれたから何不自由なく過ごせたし、それからは十分に慣らしてくれたから、この痛みは久しぶりに味わうものだった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
161 / 239