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「羽根田空さん、ですよね?」
「え、あ、はい…え?なん、で名前…」
「海さんは学園内でも有名な方ですし、たまに生徒会の仕事も手伝ってくれますので
しかもほら、この間の…あの件、処理したのは風紀と生徒会ですから」
「あ、そうですか…すみません、ありがとうございました」
「迅の同室はあなただったんですね
迅は私のものなので、手、出さないでくださいね」
「っ…はい、もちろんです」
「俺がいつから智恵のものになったんだよ!てか、俺がわかんない話ばっかりするな」
「すみません、迅
同室者も確認できましたし、生徒会室に戻りましょうか」
「いや、俺は今日は行かない」
「どうして?そういう約束だったじゃないですか」
「約束してたから生徒会室に行ったら智恵が無理矢理部屋に来たんだろ!部屋に帰ってきたのにもう1回校舎に戻るのなんてめんどくさいからやだ」
「そんなこと言わないでください、迅が居れば役員全員仕事が捗るんです」
「やだ!空、昨日から熱あるんだよ
看病するから俺は残るし智恵は帰る!分かったらさっさと行け!」
副会長は僕の方をチラッと見てまたすぐに迅に向き直した
さっきから迅の大声に頭痛が酷くなってきてる、なんでもいいからはやくここから出て行って欲しかった
「確かに、具合が悪そうですね
今回は諦めます、では、また明日」
「じゃあな!」
意外にあっさり折れた智恵にビックリしながらも、有名な人が部屋にいる緊張から逃れられて一気に脱力した
体の火照りも蘇るように感じられて、頭痛も酷い
そのまま布団に倒れ込んだ
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