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困ってます1
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1「遥せんぱ~い!!」
2「一緒にお昼,食べましょ~?」
3「おめェら邪魔なんだよチビ。遥は俺と昼食べんだよ。おめぇーらは2人で食べてろ」
1「はぁ?意味わかんないし…君こそ1人で食えよ」
2「そーそー,さっ行きましょ?」
1-Sの教室まで迎えに来た3人に急かされ廊下へと出る。喧嘩を始める後ろ2人に僕の腕を絡め可愛らしい笑顔で僕に話しかける子…。
高等部の教室に堂々と出入りしている中等部3年S組に所属する後輩。
1=咲花和也 2=咲花拓也 3=寺本大輝
和也くんと拓也くんは双子。
大輝くんは双子と幼馴染らしい。
遥「和也くんと大輝くん?ここ廊下だからもう少しボリュームを落そ?…それに喧嘩はあまり良くないよ」
そうなるべく優しく言えば…
和也「…やっぱ遥センパイ俺と付き合って下さいよ~可愛い~!!」
大輝「遥,人前であんま笑んな。他の奴らが惚れる」
遥「ちょっと言ってる意味が理解できないかな?」
拓也「2人とも遥センパイに迷惑かけないでよ!!さっ行きましょ?」
…こんな調子で2週間。
なぜこんなことになったかと言うと遡ること3週間前になる。
━━━━━━━━━━━━━━
3週間前
熱も回復し普通に学校へと出ていた。
相変わらず劇の練習は厳しいけどそれなりに楽しくしていたんだ。
回復から3日目のある放課後。
その日の日直だった僕は先生からお願いごとをされた。お願いごとと言っても簡単で中等部の職員室に書類を届けること。
少々多いが1人でもギリギリ持てる。
要や俊樹,柊がついて行こうかと聞いてくれたが他にもしなくてはいけない仕事が残ってたので断った。
中等部の行き方は簡単で校舎の地下に道がありそれは全てと繋がっている。普段はあまり使われないがこの時期はこういった書類などを渡すためよく使われる。
そしてその道を使って中等部の校舎へと付いた。
…ここまでは良かったんだ。けど僕は致命的に方向音痴でよく迷子になる。初めて入る中等部の校舎の道が分かるはずがない。
この年で迷子って…今度方向音痴を治す本ってのを探してみよ。
とりあえず感で歩いてみるが疲れるだけで一向に見つからない。ちょくちょく通る中等部の人に会釈をするけど聞くほどの勇気はない。
なんでこんなところに高等部の生徒が?という顔で見られ「やっぱり誰かに付いてきてもらえば良かったんな…」と考えていた時だった。3人と出会ったのは…
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