アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
運命-サダメ-4
-
遥「意味がわかりません」
誠「俺も意味が分からない…。着いて来いって言うから仕事置いて着いてきたのに……」
優「まぁおかげで仕事サボれたけどね」
先生達聞きましたか…。
この人たち今サボれたって言いましたよ。
こんな人達が学園を仕切る一員の生徒会でいいんでしょうか…。
零「だいたい何する気」
秋「うーん…我儘を聞くとか?」
遥「我儘?」
我儘…。
この人達に?どんな?
理解が出来ないんですけど。
遥「…あっ」
秋「ん?何かある?」
上にいる2人に顔を向ける。
あった。一つだけ気になることが。
遥「四宮先輩って頻繁に家に帰ったりします?」
誠「家?しねぇけど」
遥「じゃあよく男の先生の近くにいるとか…」
誠「そんなきめぇことするわけねぇだろ」
じゃあやっぱり四宮先輩って…。
気になっていたことが解決した。
遥「そうですか。ありがとうございます 」
零「そこまで言われたら気になるんだけど…」
遥「え?」
優「誠がどうしたの?」
遥「……」
言ってもいいんだろうか。
先輩が隠してるのなら言わない方がいいと思うんだけど…。いや毎回の如く匂ってるから知ってるのかな。
遥「四宮先輩って…煙草吸ってますよね。しかも結構マニアックの…」
麗はよく煙草の種類を変えていた。
その1つに四宮先輩から香る甘い香りのがあったのを覚えてる。
まぁその香りが麗の付けてる香水と合わなくて僕が避けるようになったから麗が吸うのを辞めたけど。
誠「……臭うか?」
遥「多分誰も分からないと思いますよ。たまたま僕は知ってただけなんで…」
零「犬…猫…小動物」
遥「え?」
優「あぁ確かに…。似てるね。嗅覚は犬みたいだけどほかの部分は猫みたいだ。つまり小動物」
遥「貶してますよね」
優「褒めてるんだよ」
あまり納得いかないけど。
まぁいいや。そろそろ帰らないと…遅くなったら俊樹達に心配かけちゃう。
遥「そろそろ僕は帰りますね」
秋「え~折角慰めに来たのに~」
誠「うるせぇ」
«バシッ»
秋「いっ!!」
またやってる。
清水先輩は意外とMだったりして。
優「遥は罪な子だね」
遥「?」
本を片付け扉の方へと行く。
罪な子…。それがどんな意味なのかは分からなかった。
零「北風龍鳳…」
遥「え?」
扉に手をかけ出ようとした時西井先輩の声に振り返る。声…いや名前。北風龍鳳?
零「気をつけた方がいい…若頭代理。神谷要がいなかったらそいつが頭になってた………」
遥「つまり言い方を変えれば要がいなくなったらその人が頭になるってこと…。それは危ないですね」
きっとシン達は僕が首を突っ込まないレベルまでの情報しか送ってくれなかった。
このことを知れば僕は少なからず首を突っ込んでしまうかもしれない。
遥「北風龍鳳…ですか」
どこかで聞いたことかあるような…。
最近じゃなくて結構前に。
遥「ありがとうございました」
秋「本来の目的は果たせなかったけどね~」
遥「…次に」
誠「ん?なんだ?」
きっと次に会うのはテストが終わってすぐだと思う。
遥「次に会う時は……」
下を向いていた顔を上げ笑ってみせる。
遥「甘やかしてください…ふふ,では失礼します」
そういい図書室を出て寮へと戻った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
96 / 222