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大切な時間
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沢山の出会いと別れがある中で、俺たちはお互いを選び共に居ることを誓った。
何気ない日々が積み重なって、今という時を過ごせている。
それが奇跡みたいな事なんだって、普段は気づかない。
「何でもない今日が記念日って...いい歌詞だよね」
K-2の新曲を聞いていた名瀬がふとこぼす。
この曲をもらってから、俺もその言葉について考えてた。
そう言う風に思える人と出逢えることは、奇跡みたいな事だし、本当に幸せな事なんだって思える。
目が合って、吸い寄せられるようにキスをした。
肩を寄せ合い、まったりと過ごす時間。
こうやって過ごす時間も「大切な時間」である事を感じさせられる。
「暫く逢えないね」
「そやな」
K-2のコンサートツアーが始まる。
今回は5大ドームツアーで3ヶ月の予定。
Toyももうすぐ新曲発売で、その後アルバム制作に入るって言ってた。
お互い忙しい。
「記念日...なぁ」
そう言えば、そういう類いのことは一切してない。
俺が興味無いのもあるけど、やっぱり男同士だからかな、誕生日とかクリスマスとかすら全くしない。
...ま、忙しくてそういうことしてる暇なんて無いってのもあるけど。
「記念日、つくる?」
俺の独り言に便乗する名瀬。
ーうわ、そういうの面倒。
言葉には出さなかったが、嫌そうな顔したのがバレてた。
「...って、洸ちゃんはそういうの嫌いだもんね」
「嫌いって言うか...面倒臭いねん」
歌詞の想いには共感するが、記念日云々を実際言われると辛いかも。
「ええやん。毎日が大切な日ってことやろ?記念日なんて要らんねん」
「ほんと、男らしいよな」
「男やもん」
「こんなに可愛いのに...」
そう言って舌を絡ませるような深いキス。
確かにそう言う意味では俺の方が『女役』である。
名瀬はいつも「可愛い」って言うけど、俺だって立派な男だ。
ーファンにも可愛いとは言われるが...女性の可愛いは意味分からん
なんだかムカついて自分から名瀬を押し倒した。
「洸ちゃん...??」
「今日は俺がする」
「え...?」
って言っても名瀬が挿入されて喘いでる姿なんて想像もできないから、俺が主導権握りたいって事だけど。
名瀬の服を脱がせて、いつも名瀬がしてくれるように胸の突起に吸い付いた。
「んっ...」
片方の手で摘んだり、少し力を入れて押してみたり。
そこから下におりていき、もう勃ち上がってるソレを触る。
「気持ちええ?」
「ん、最高...」
躊躇無く口に含み、気持ちいいとこを刺激する。
少しずつ大きくなるソレに、いつの間にか俺自身も反応していた。
無意識なのか、名瀬の手が伸びて身体をまさぐる。
「...っ、だ...め、あかんって!」
「あぁ、ごめんね...つい」
腰を揺らす俺に苦笑いしている名瀬。
ごめんと言いつつ、止める気は無いようだ。
気がつけば肌が顕になり、刺激を待っている俺自身を軽く扱う。
「...ぁ...ん!」
「...口、止まってるよ」
促されてまた名瀬のを口に含むが、自身への刺激に我慢できなくて集中できない。
「ん、はっ...や、ぁっ」
「イッちゃう?」
名瀬の手が絶頂に向けて早くなる。
駄目だ、イきたい...。
「あ、ぁっ...だめぇぇっっ!」
全身が震えて、達してしまった。
力なく名瀬の上に倒れ込む。
そのまま名瀬の指がウシロに入ってきて、また刺激される。
「...ぁ...俺、がする...って、言った」
「そうだっけ?...じゃあ頑張ってもらおうかな」
身体を起こされ、ウシロに熱い名瀬の存在を感じる。
それはきっと、自分で挿れてって事だろう。
初めての騎乗位。
名瀬のを持って自分で挿れようとするが、なかなか入らない。
先っぽが少し入るだけで、その存在に抵抗してしまう。
暫く様子を見ていた名瀬だが、待てなくなったのか起き上がり優しくキスしてくれた。
そのキスに感じてる俺のソコは緊張が緩み、少しずつ名瀬を受け入れる。
「んっ!...ぁ...入っ...た」
いつもより深い繋がり。
名瀬に抱きついて、ゆっくりと動く。
なかなかイイとこにあたらず、焦れったい気持ちがつのる。
それは多分名瀬もそうかもしれない。
「んっ...ん...」
ぎこち無く動く俺に、なかなか快感は訪れない。
そんな俺のことを優しく見守る名瀬。
頑張って動いてると、ある1点に当たった瞬間、電気が走ったような感覚が身体を駆け巡る。
「ひっ...ぁっ!!」
ソコに当たるように何度も腰を揺らす。
快感に何も考えられなくなってくる。
だけど、いつものようにはイケなかった。
こんなにも気持ちいいのに。
「...ぅ...あ、ともぉ...おねが...」
快感を貪りながら懇願する俺に、名瀬は欲情したのか、少し乱暴に正常位へと位置をかえ、強く突きはじめた。
その激しさに眉を顰める。
「洸介のせいだよ」
低い名瀬の声。
俺の意識が無くなるまで、名瀬は止まらなかった。
これもまた、大切なかけがえのない時間。
*****
なんだか考えてたのと違う話になってしまった!
エッチ無しの甘々にする予定が、洸介が頑張る話になっちゃいました。
名瀬は煽られ過ぎて理性飛んでます。
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