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俺も気を取り直して、新しいエンピツをにぎり、十九回目の“暇”を書きあげる。
仲間たちによって無実が証明され、ゆくゆくは釈放の身とはいえ、誠意を持って罰を受けていたことをきちんと印象づけておかなくてはならない。
そんな厳かで安らかで晴れやかでハッピーエンド的な気持ちを吹き飛ばす暴風が、突如吹き荒れ、ドアをぶち破ったのは三秒後。
「凛くぅううんっ! 王子さまが助けにきたよぉおお!!!!」
髪を振り乱して飛び込んできたのは裏切りどスケベクソ変態野郎こと──鶴見だった。
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