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「あ、あの、つまり、凛くんはとらわれのお姫さまで……、あの、あのっ、……ですね……」
自分で派手に蹴破ったドアを後ろ手で丁寧に閉じるなり、その細い首を右に左に傾げ「おかしいな……こんなつもりじゃ……」とボソボソつぶやいている。
それでも俺は無視を決め込む。
「あのっ、すみません。おむかえにきました。逃げませんか? ぼく、職員室からここのカギを盗んできちゃったんで……、バレたらやばいっていうか……」
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