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やがて濃密に押し当てられたのは冷たくて濃い、鉄の味。
まるで全力疾走した後のように肺のあたりから鉄臭さが込み上げてくる。
「……ふ」
次に感じたのはカサカサに乾いた皮膚の感触。擦れ合うとくすぐったくて、少し痛い。
「んっ」
結合している部分をやさしくほぐすように、鶴見の柔らかな肉がのびてきた。俺の唇をゆったりと舐め上げてくる。
──生まれて初めてのキスは、あまりに唐突だった。
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