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それにしても鶴見専用の部屋には客人である俺の居場所がない。
鶴見の隣(※ベッド)に腰掛けるわけにはいかなかった。かといって他にソファもクッションも無い。仕方なく床にべたりと座り、あぐらをかく。
冷凍のたい焼きとはいえ、念願のまともな食事だ。
皿から持ち上げるとまだホカホカで指先が焼けるようだったが、減りに減りまくった食欲には勝てない。
かまわずに頭からかぶりついた。
表面は皮がよく焼けてパリパリしていた。うまい。だが、その分、あんこの水分が飛んでいてパサついている。
不満じゃないが満足でもない。中の下な味。
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