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ほっとしながら玄関のほうに顔をやったとき、立ちふさがる者の影に俺の心臓は跳ね上がった。
「……っ! なんだ、お前、起きてたのか……」
闇のなかから白く浮かび上がったのは、一糸まとわぬ鶴見の身体だった。
頭のてっぺんが見えるほどに深くうつむいたままで、その表情はよく分からない。
「あ、……お前のシャツ、洗濯しておいたからな。乾いたらシワぐらいは自分で伸ばして──」
「かえっちゃうの、やだ」
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